糖尿病予備軍から糖尿病へ

へんせき

2016年08月14日 22:31

70歳代の元教員の女性。今も小学校で補助教師として働いている。膝や腰痛の治療で時々来院していたが、ここ半年ほどは調子がよくご無沙汰であった。

今年の初め誕生日検診で糖尿病予備軍なので気を付けてくださいと言われていたが、先日気になって糖尿病の検査をしたところ完全な糖尿病ですと言われたそうだ。来週病院で生活指導(食事や運動)があり、その結果数値が改善しなければ薬を飲むことになるとのこと。

現在糖尿病の自覚症状も合併症もないが薬を飲みたくないので、生活習慣の改善とともに鍼灸治療もしてみたいと来院された。思い当たることは①朝食で多量の果物を食べている ②運動不足(3年前と2年前に膝の人工関節手術をした) ③学校の給食を余らないように食べていたなど。

現在糖尿病の原因はインスリンの減少と言われるが、浅見鉄男先生は肝臓、膵臓、腎臓の交感神経亢進により血糖が上がり糖尿病を起こすと説明されている。治療は左F1F6F3 右F2F3井穴刺絡が基本になる。口の乾き、血圧、腹診、排尿などを考慮して治療を組み立てる。

患者さんには次の検査まで定期的な治療とイヌリンや麦ごはんの摂取をしていただくことにした。


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