浮指と外反母趾が原因のような足裏の痛みと腫れ

へんせき

2015年02月13日 23:28

体調管理のために毎月2回ほど来院されている81歳の女性。一週間前の治療の時、前日近くのスーパーに買い物に行ったらその帰りに右足裏指の付け根付近が痛くなり夜には指と中足骨部が赤く腫れたとのこと。一晩経って赤みは少し減ってきたが足を着くと痛く第2,3指はまだ腫れている。

本人曰く「いつも履いている靴だが中敷きを取って履いたためではないか」 治療は足を着いての痛みをチェックしながらF6井穴刺絡、足裏指付け根(2~4指)部の圧痛点に5ヶ所にお灸各2壮。足甲部(2~3、3~4指の股2㎝上)の圧痛点にソマを貼る。痛みは80%よくなる。翌朝には指の腫れも痛みもすべてよくなっていた。

ところが2日前の夕方また同じように痛みと腫れが生じたため本日来院された。これは中敷きの問題ではなく他の原因があるのではないかと考えていたら先日の大阪の研究会で田口先生の発表を思い出し、足親指を背屈させてみたら90度以上に曲がる。2指を背屈させると指の付け根の足裏に痛みが出る。患者さんの指は外反母趾もある。無意識に浮指で歩きその負荷で痛くなっているのかもしれない。

F6井穴刺絡で背屈の痛みはほとんどなくなる。足裏の圧痛点を捜し6ヶ所にお灸。歩いてみると痛みはほとんど感じない。足指(2~4)の浮腫み感は残っているので甲部の圧痛点にパイオネックスを貼って治療終了。明日容態を連絡してもらうことにした。


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