足底筋膜炎と肩こりに井穴刺絡とお灸

へんせき

2014年06月07日 00:30

1年ぶりに来院された63歳女性会社員。1カ月半前に左足裏かかと部のしびれ感と起床時歩き始めの踵痛を感じた。数日続いたので整骨院で患部に電気治療とマッサージを受けた。二週間ほど続けたがよくならないので整形外科でレントゲン検査をした。棘は認められないが、足底筋膜炎と診断された。また整骨院に戻り同じ治療を続けていた。

一週間前に鎌倉散策をして二日続けて1万歩歩いたら左膝内側と左の腰も痛くなった。来週利尻島、礼文島へ旅行する予定なので即効性を期待して来られた。踵の状態は発症時とあまり変わっていない。今日は左の首筋が凝って頭も少し痛いとのこと。

かかとは今は体重をかけても痛くない。足踏みをさせ足のだるさを確認して踵、アキレス腱、土踏まず部の圧痛を探すと5ヶ所に「うっ」と言うくらいの痛みがある。左F3F4井穴刺絡、だるさを確認して圧痛点に熱が3回通るまで硬めの半米粒大のお灸をする。膝は曲げると内隙付近が痛むのでそこにパイオネックスを貼り、反対側に巨刺をすると痛み軽減。

首から頭部の症状は眼精疲労のようなので先ず後頭部の刺絡をして再度首の動診をして左H5H6の井穴刺絡で楽になった。起床時の踵の痛みは明朝確認して連絡していただくことにした。足底筋膜炎の痛みはお灸を数日続け靴の中敷きを工夫すると早くよくなるので自宅での施灸を勧めたが、出発前にもう一度予約してお帰りになった。


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