インフルエンザ流行に備えて

へんせき

2011年01月29日 00:40

インフルエンザの患者が急増しているとの報道である。今週インフルエンザのため二人が予約をキャンセルされた。一昨年の新型インフルエンザの流行で、昨今の報道をみるとインフルエンザが何か恐ろしい死の病のようになりつつあるようだ。

しかし、基礎疾患のある人、高齢者や乳幼児、体力が落ちている人以外の元気な大人ならかかっても大騒ぎするような病気ではない。確かにインフルエンザは普通の風邪と違い高熱、関節痛、頭痛など症状が激しく2~3日は辛い思いをするが、通常1週間程度で治る。元気な人なら自然に治る病気で、人にはそのような自然治癒力が備わっている。

罹患した時一番いけないのは風邪薬などで症状を無理やり押さえつけ体を休めないことだ。そうこうしているうちに肺炎や気管支炎になると厄介だ。子供の場合解熱剤で脳炎のリスクが高まる。タミフルやリレンザが特効薬といわれているが、感染の初期に使い症状の軽減と治るのを平均1~2日短縮するくらいだ。医者に罹るのは肺炎など他の病気を除外するためでインフルエンザと診断されたら先ず体を休ませること。

マスクで感染予防は難しいが、冷たくからからの空気を温め咽喉を潤す効果はある。うがいはしないよりいいが咽喉の奥を洗い流すことは出来ない。手洗いは一番効果がある。こまめに手を洗いむやみに鼻や口を触らないようにすることは大切だ。熱を下げる刺絡、関節痛や咽喉痛を軽くするお灸などの対処療法を習っておくと家族が罹ったとき役に立つ。当たり前だが睡眠、食事、ストレス、運動などに気をつけ抵抗力を落とさないようにしたい。


にほんブログ村

鳥インフルエンザがあちこちで発生している。今の養鶏場は工場化され鶏は生き物としてではなく、ものと扱われているように見える。あれでは鶏にはストレスがかかり抵抗力が低下しているだろう。流行にはそのことも無関係ではないと思う。
関連記事