起立性調節障害 胸骨が痛い

へんせき

2018年11月14日 21:36

中学2年の女子学生。春先に起立性調節障害の治療を7回やって体調も良くなり学校にも普通に行けるようになった。最後の治療から約半年たって母親から少し調子が悪いとの電話があった。

この半年の間、数回調子が悪くなったが母親に教えた井穴刺絡とせんねん灸のセルフケアで体調管理をしていた。今回一週間前から胸(胸骨)が痛く自分で治療したが痛みが取れないとのこと。

本人曰く、胸骨が痛い。起床時から痛くずっと痛く今も痛い。しかし夜はあまり痛くない。生活は朝は起きられて学校に行っている。運動はしていない。夜は少し遅く12時くらいに寝てすぐに寝付ける。学校から帰ったら疲れはあるが寝てはいない。胸の痛みがなければ他は大丈夫。

胸骨とその脇の腎経のラインに圧痛もある。血圧は臥位も立位もあまり変わりなく脈拍は20ほど多い。治療はH5F5井穴刺絡を2回やって少し元気が出る。痛みはあまり変わらない。痛みのラインF3と百会の刺絡をすると2割ほど痛みが軽くなる。圧痛点にハペパッチを貼りしばらく置いてみるが変わらない。

そこで反対側の治療の応用で督脈(身中)付近の圧痛点に知熱灸を三壮やって胸の圧痛を調べてみると痛みはなくなっていた。本人もにっこりとして「痛くない。治った」 もしまた痛くなったら背骨の圧痛点を探してせんねん灸を試してみるようにアドバイスして治療終了。



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