高度生殖医療(不妊)と鍼灸治療

へんせき

2010年12月04日 00:11

不妊治療のため「人工授精」と「体外受精」の生殖医療を検査を含め1年半継続したが上手く行かず、諦めかけた時に自然妊娠した40歳代の女性がいる。

この女性の母親の勧めで半年前初めて鍼灸治療を受け、以後1ヶ月に1~2回の受療と自宅でのお灸をほぼ毎日続けられた。お灸の効果で妊娠したかどうかは不明だが、この女性を診ていて先進不妊治療が本人及び配偶者に対する身体的、精神的、経済的負担を考えさせられた。

不妊症といっても原因はさまざまで4割は男性に原因があると言われている。1983年に日本で始めて体外受精児が誕生したが、今では約2万人の赤ちゃんが体外受精児で体外受精は不妊治療の主流になりつつある。社会状況の変化、女性の社会進出による晩婚化は大きな要因だろう。

生殖医療は進歩発展しているが、それでも失敗する確率は高く何度も重なるとその負担は想像以上だ。幸いお灸は体に負担をかけないし、程よい温熱刺激はストレスの解消にもつながる。せんねん灸のような手軽なお灸も市販されているので正確なツボをとり試していただきたい。


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