たまりば

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2017年07月27日

整形外科で匙を投げられた臀部と下肢痛

70歳の主婦。今年の1月から右臀部が痛み、太ももから足首の上までしびれが続いている。痛みは剣山で刺されたようなチクチクしたもので耐えがたいという。二週間ほど様子を見てから総合病院の整形外科を受診した。

画像診断では軽いヘルニアがあるが手術するようなものではなく、鎮痛薬とブロック注射の治療となった。しかしいくつかの鎮痛薬を試しても効果がなくブロック注射も効かなかった。10日程前に医者から「効かないなら薬は止めましょう、申し訳ないが痛みは我慢してください」と言われたそうだ。

脊椎外科の専門病院を受診してみようと考えていたところ姉から鍼灸治療を試してみるように言われ来院された。臀部の耐え難い痛みは手のひら位の範囲でじっとしていて痛い。腰を動かして痛みの増減はない。帯状疱疹に罹ったことはない。

治療は最初右F4F5井穴刺絡をしたが効果なし。次に左の臀部へ即刺即抜の鍼を6か所してみるが効果なし。患部へは接触鍼少しいいと言う。軽い刺激ならハペロールはどうかと試したら痛みが減って10→8。右の足指や足甲に圧痛点がありパイオネックスを貼ってみたがいまいち。

百会とその右斜め後ろ3cmの刺絡をするとさらに少し良くなり最初と比べ10→7。

翌日2回目の治療。朝起きると前日よりもっと良くなっていて10→5。臀部の痛みのほかに右鼠径部が歩いたり椅子から立つときに痛くゆっくりとしか歩けないという。この痛みは臀部の痛みとは質が違うそうだ。右F2F6井穴刺絡をして歩いてもらうと歩きやすいという。F5でさらにいい。臀部の治療は昨日効果があった接触鍼、ハペロール、頭部刺絡。

翌日電話があり、痛みはあるが楽になった状態が続いている。もうしばらく治療を続けたいとのことだった。


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    Posted by へんせき at 00:04│Comments(0)運動器疾患
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