2013年08月29日
足底筋膜炎(起床時歩くと踵が痛い)井穴刺絡治療
60歳主婦。4月ごろから両方のかかとが痛み始めた。朝起きた時の歩き始めは痛くて歩けなくなった。5~10分するとかなり楽になる。他には長時間歩くとだんだん痛くなる。また2時間ほど座っていて歩き始めるときも痛いそうだ。
整形外科を受診して足のレントゲン検査で踵の骨に5mm以下の棘があり、横のアーチが落ちていると言われた。腰のMRI画像ではL3L4、L4L5間に小さなヘルニアがあるが足の痛みとは関係ないだろうとの診断をされた。インソールを作り約1ヶ月使用している。
原因として特に思い当たることはないが、1年前からガイドのボランティアを始め月に2回くらい1日4時間歩いているとのこと。巻き爪があるので不自然な歩き方をしているのかも知れないそうだ。
初診は午前9時、この時間には起床時の激痛は治まっている。しかし踵に体重をかけると痛みが出るのでこれを指標に治療を行う。患者さんの希望はお灸は怖いのでしないで欲しいとのこと。(10年ほど前に鍼灸治療をしてとても熱かった。)足裏の圧痛点を探してみると、足指の付け根、内踝の下、かかとにも2ヶ所。足の甲は中足骨の間、ふくらはぎの強張りが何年も続いているそうなので調べると左右5ヶ所づつの圧痛点がある。
先ず足指の付け根にパイオネックスを貼って確認、F3の井穴刺絡をして確認。これで踵に体重を乗せての痛みはほとんど取れた。治療はここまでにして踵とふくらはぎの圧痛点は次回に回し効果を比べることにした。二日後2回目の治療。この二日間起床時の痛みは程度、痛い時間ともに2~3割よくなっているそうだ。
体重をかかとにかけての痛みも初診時より軽くなっているがまだ痛い。初回同様足指から膝までの圧痛点を調べふくらはぎにパイオネックス、F3F4井穴刺絡。かかとの圧痛が残っているので糸状灸を試してみる。(この熱さなら大丈夫とのこと) 今回はこれで様子を見ていただくことにして治療終了。
余談だが7~8年前自分も足底筋膜炎を経験している。私は右足だけだったが起床時最初の数歩は足を着けなかった。この患者さんは両足なので本当に歩けないと思う。だが自分が経験した病気は自信をもって治療できることも事実だ。
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整形外科を受診して足のレントゲン検査で踵の骨に5mm以下の棘があり、横のアーチが落ちていると言われた。腰のMRI画像ではL3L4、L4L5間に小さなヘルニアがあるが足の痛みとは関係ないだろうとの診断をされた。インソールを作り約1ヶ月使用している。
原因として特に思い当たることはないが、1年前からガイドのボランティアを始め月に2回くらい1日4時間歩いているとのこと。巻き爪があるので不自然な歩き方をしているのかも知れないそうだ。
初診は午前9時、この時間には起床時の激痛は治まっている。しかし踵に体重をかけると痛みが出るのでこれを指標に治療を行う。患者さんの希望はお灸は怖いのでしないで欲しいとのこと。(10年ほど前に鍼灸治療をしてとても熱かった。)足裏の圧痛点を探してみると、足指の付け根、内踝の下、かかとにも2ヶ所。足の甲は中足骨の間、ふくらはぎの強張りが何年も続いているそうなので調べると左右5ヶ所づつの圧痛点がある。
先ず足指の付け根にパイオネックスを貼って確認、F3の井穴刺絡をして確認。これで踵に体重を乗せての痛みはほとんど取れた。治療はここまでにして踵とふくらはぎの圧痛点は次回に回し効果を比べることにした。二日後2回目の治療。この二日間起床時の痛みは程度、痛い時間ともに2~3割よくなっているそうだ。
体重をかかとにかけての痛みも初診時より軽くなっているがまだ痛い。初回同様足指から膝までの圧痛点を調べふくらはぎにパイオネックス、F3F4井穴刺絡。かかとの圧痛が残っているので糸状灸を試してみる。(この熱さなら大丈夫とのこと) 今回はこれで様子を見ていただくことにして治療終了。
余談だが7~8年前自分も足底筋膜炎を経験している。私は右足だけだったが起床時最初の数歩は足を着けなかった。この患者さんは両足なので本当に歩けないと思う。だが自分が経験した病気は自信をもって治療できることも事実だ。
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Posted by へんせき at 21:38│Comments(0)
│運動器疾患
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