たまりば

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2011年04月11日

パソコンと眼精疲労

パソコンと眼精疲労一般的にいい目とは遠くのものがよく見えることと理解されている。しかし、本当にいい目とは見たいところにすばやく焦点が合い遠いところも近いところもよく見える目である。

近年、会社はもとより家庭でもパソコンが普及して一日のうちかなりの時間パソコンと向き合うことになっている。人の目は各自、自然にピントが合いやすい距離があり、その距離に近い範囲は目に負担が少ない。およそパソコンは50cmと近距離で見ているので遠くにピントが合いやすい人はより目に負担がかかることになる。最近流行のレーシック手術は遠くが見えるようにする手術でその反作用で近くを見るには目の疲れがひどい。

目の疲れは「目の症状だけでなく、頭痛や肩こり、吐き気やめまい、首や背中の痛みなどの原因」になる。ピントの調節は毛様体筋の働きだが、この筋肉をリラックスさせることが大切でパソコン操作中は10分に1回程度、画面より遠くに焦点を移すことを心がけたい。近視の人は眼鏡の度数を落としたり、パソコン専用の眼鏡を作ることも対策になる。

若い人はコンタクトレンズを使っている人が多いが、コンタクトレンズは目が乾く「ドライアイ」になりやすい。パソコン操作中は意識が集中して交感神経が高まり涙や唾液の分泌も少なくなるのでまばたきの回数が減らないように気をつけたい。余裕があれば1時間に1回蒸しタオルで目を温めると血流がよくなり涙の分泌が増える。

鍼灸で目の疲れをとる方法は幾つかあるが治療前後で明らかな変化を実感できる。患者さんの言によれば「眼鏡のレンズをクリーニングした後」のようと表現される。直接的には頭のツボや顔面部のツボを使うが交感神経緊張症であれば自律神経の調節が効果的である。自分で簡単にできる自己治療として目の周りの円皮針を貼ることもいい。

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    Posted by へんせき at 23:11│Comments(0)感覚器疾患
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