2011年03月08日
眼の充血と強膜炎
眼に充血を起す病気はたくさんあるが、2月上旬に右目が充血し眼科を受診して強膜炎と診断された69歳女性。ステロイドと抗生剤の点眼を3週間以上続けているが充血が引かないとのことで来院された。
眼が充血する約一週間前に風邪気味になり鼻出血を起した。そして体調不良のままハワイで親戚の結婚式に出席され帰国の翌日眼が赤くなった。頭痛、食欲不振、微熱感などの体調不良は帰国後も続き近医で抗生物質と解熱剤を1週間処方されたが症状がとれないとのことである。
強膜炎は上強膜炎より病変が深く炎症もひどいが、普通ステロイドと抗生剤の点眼で2~3週間で消失していく。しかし自己組織を攻撃する自己免疫疾患や血管に炎症を起すような炎症性疾患が原因のこともある。強膜炎は重症の場合は視神経に影響を及ぼしたり、強膜が壊死したりすることもある。軽く見てはいけない。
経過が長いのことと、体調不良が気になるので内科的な検査も必要だと感じたので内科医を紹介した。針灸の治療は炎症処置を刺絡で胃腸の調整のためお灸を足と背中のツボに行なった。強膜炎の原因は確定されていないが、風邪を引いたこと、旅行で無理をしたことが遠因になっていると思われる。内科での検査結果を待ち治療を組み立てていきたい。
にほんブログ村
眼が充血する約一週間前に風邪気味になり鼻出血を起した。そして体調不良のままハワイで親戚の結婚式に出席され帰国の翌日眼が赤くなった。頭痛、食欲不振、微熱感などの体調不良は帰国後も続き近医で抗生物質と解熱剤を1週間処方されたが症状がとれないとのことである。
強膜炎は上強膜炎より病変が深く炎症もひどいが、普通ステロイドと抗生剤の点眼で2~3週間で消失していく。しかし自己組織を攻撃する自己免疫疾患や血管に炎症を起すような炎症性疾患が原因のこともある。強膜炎は重症の場合は視神経に影響を及ぼしたり、強膜が壊死したりすることもある。軽く見てはいけない。
経過が長いのことと、体調不良が気になるので内科的な検査も必要だと感じたので内科医を紹介した。針灸の治療は炎症処置を刺絡で胃腸の調整のためお灸を足と背中のツボに行なった。強膜炎の原因は確定されていないが、風邪を引いたこと、旅行で無理をしたことが遠因になっていると思われる。内科での検査結果を待ち治療を組み立てていきたい。
にほんブログ村
突発性難聴による聴力低下と耳鳴り
加齢黄斑変性症・視力検査表に影が見える
風邪の後に耳鳴りが始まる
頭部刺絡による視力、瞳孔の改善
中心性漿液性網脈絡膜症・目の中心に黒い暗点が出る
目が痛い・角膜潰瘍・角膜に傷
加齢黄斑変性症・視力検査表に影が見える
風邪の後に耳鳴りが始まる
頭部刺絡による視力、瞳孔の改善
中心性漿液性網脈絡膜症・目の中心に黒い暗点が出る
目が痛い・角膜潰瘍・角膜に傷
Posted by へんせき at 00:11│Comments(0)
│感覚器疾患