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2011年02月12日

慢性疲労症候群の鍼灸治療

慢性疲労症候群の鍼灸治療検査をしても異常はないのに、耐え難い異様な疲労感で仕事や生活に支障をきたす疾患が慢性疲労症候群で、働き盛りの若い人に増えている。いま一ヶ月ほど鍼灸治療を続けている30歳代男性がいる。

異常を感じたのは一年前で最初は単なる疲れと思い、ビタミン剤や栄養ドリンクを飲みごまかしていたがそのうち布団から起きるのも辛くまた体に痛みも出てきたので医療機関を受診して様々な検査の末、慢性疲労症候群と診断された。ビタミン剤、漢方薬、抗不安剤が処方されている。

慢性疲労症候群とは「病的な疲労」で、まだ20年ほど前に提唱された新しい疾患だ。原因ははっきり分かっていないが、ストレス、睡眠不足、長時間労働、ウィルス感染などが発症にかかわっているといわれている。神経系、内分泌系、免疫系のバランスが崩れ脳がダメージを受け異常な疲労感を感じると共に、痛みや微熱、抑うつなどが出てくる。

疲労は体だけでなく脳の疲れでもあり充分な睡眠が必要だ。この患者さんも発症の前は仕事のストレスと残業で睡眠不足が続いていた。このような全身症状に対しては先ず腹診をして、背中の膀胱経の兪穴に浅い鍼をする。自律神経のバランスが崩れている場合はその治療を加える。自宅では「せんねん灸」を背中と手足のツボに続けている。鍼灸治療を併用して睡眠状態がよくなり、脱力感や体の痛みは明らかに改善してきた。

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