2010年12月17日
尾骨の動作痛と右首の痛み
4日前に二週間の海外旅行から帰ってきた30歳代の女性会社員。帰国の翌日からしゃがみ込もうとしたり、椅子から立ち上がろうとする時におしりの先の尾骨に痛みを感じるようになった。長時間飛行機に乗っていたせいで、すぐよくなると思っていたが今日になっても治らないので来院された。
鍼灸は初めてだ。痛くなる動作をしてもらい場所と痛みの程度を確認する。関係ある経絡は督脈と膀胱経、先ず膀胱経から足の小指周りの圧痛点に鍼をする。最初と同じ動作をして確認してもらうと、痛くないと言う。あまりにあっけなく痛みが取れたので本人は不思議そうな表情をされた。
内臓的な疲れがないか調べる為ベットに仰向けに寝てもらい腹診をすると、右の肋骨の下(肝臓)に圧迫感がある。自分でも右と左を押してもらい左右差を自覚してもらい、それから右の肝経と胃経の治療をする。再度左右の季肋部を押してどうなったか確かめてもらうと左右差がなく、圧迫感が取れている。この治療で変化したということは肝臓の疲れがあったことになる。
他に気になるところはないか尋ねると、首を右に振り向こうとしたり右に倒そうとすると痛いと言う。これは半年前から続いている。振り向く動作は肺経か大腸経、倒す動作は胆経か三焦経。痛みに変化が出るツボを一経ずつ調べる。反応点に円皮針を貼る。鍼は初体験なので今日はなるべく弱い刺激で治療することにした。
すべての症状が右側にあるので最後に背候診をして背中の左右差を調べた。治療を受けた感想を聞いたら「長い針を刺されると思っていたので、予想と全く違った。痛みもほとんど無くなりその場で効果を実感できた」とのこと。この方は普段ダンスをして体をよく動かしている。体をよく動かしている患者さんは治りやすいことをよく経験する。
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鍼灸は初めてだ。痛くなる動作をしてもらい場所と痛みの程度を確認する。関係ある経絡は督脈と膀胱経、先ず膀胱経から足の小指周りの圧痛点に鍼をする。最初と同じ動作をして確認してもらうと、痛くないと言う。あまりにあっけなく痛みが取れたので本人は不思議そうな表情をされた。
内臓的な疲れがないか調べる為ベットに仰向けに寝てもらい腹診をすると、右の肋骨の下(肝臓)に圧迫感がある。自分でも右と左を押してもらい左右差を自覚してもらい、それから右の肝経と胃経の治療をする。再度左右の季肋部を押してどうなったか確かめてもらうと左右差がなく、圧迫感が取れている。この治療で変化したということは肝臓の疲れがあったことになる。
他に気になるところはないか尋ねると、首を右に振り向こうとしたり右に倒そうとすると痛いと言う。これは半年前から続いている。振り向く動作は肺経か大腸経、倒す動作は胆経か三焦経。痛みに変化が出るツボを一経ずつ調べる。反応点に円皮針を貼る。鍼は初体験なので今日はなるべく弱い刺激で治療することにした。
すべての症状が右側にあるので最後に背候診をして背中の左右差を調べた。治療を受けた感想を聞いたら「長い針を刺されると思っていたので、予想と全く違った。痛みもほとんど無くなりその場で効果を実感できた」とのこと。この方は普段ダンスをして体をよく動かしている。体をよく動かしている患者さんは治りやすいことをよく経験する。
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Posted by へんせき at 23:56│Comments(0)
│運動器疾患