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2010年10月26日

社交不安障害(SAD)の治療

社交不安障害(SAD)の治療20歳代の男性会社員。社交不安障害で2年ほど薬物療法を続けている。パキシル(20mg)の服用で症状は割合安定していたが、1ヶ月前から会社に出るのが辛くなった。医者は別のSSRIを追加処方したが、うつ症状に鍼灸が効果があると聞いて自分の症状にも適するかとの相談である。

社交不安障害は様々な不安障害(パニック障害、強迫性障害、PTSD、全般性不安障害など)のひとつで人と接触する場面で程度の差こそあれ、強い不安を感じる。また不安感だけでなくめまい、赤面、動悸、震え、発汗などの身体症状を伴うこともある。

一般的な治療はSSRIをメインに抗不安薬、β遮断薬などの薬物療法と精神療法だ。この方は精神療法を試していないので専門の医療機関で相談されることを勧めた。精神療法では「認知行動療法」が注目されている。慈恵医大第三病院の「森田療法」も有効だと思う。

鍼灸で出来ることは身体症状がほとんど交感神経の緊張から来るものなので、自律神経の調整になる。手と足のツボを一対として異種金属の鍼でつなぐ奇経治療と頭のツボ3穴に20分置鍼した。社交不安障害はひきこもりとも関連が深いので適切な医療と周囲の協力で早期の治療が望まれる。

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