2010年09月30日
転んで膝を打った膝痛
5日前つまづいて前方に倒れ右膝と左の肘を打った。肘の痛みはそれほどでもなかったが、膝は青黒く内出血をして痛みが引かないので、翌日整形外科を受診した。骨折はなく打撲と診断され、ロキソニン、ダーゼン、湿布が処方された。
だんだん内出血は引いてきたが、薬を飲んでいるのに膝の痛みが取れないので鍼灸受診を思い立ち来院された。痛むところは直接打ったところではなく、膝の内側で体重がかかると痛い。少し足を引きずるようにして治療室に入って来られた。階段の昇降は一段ずつゆっくりとしか出来ない。
平地を歩くだけで痛いので、先ずはこの動きでの痛みが取れることを目標に治療した。痛むところは打撲箇所ではないので、痛みの原因は転んだ時に膝の筋肉や靭帯に不意の力が掛かったこと思われる。このような時は膝周辺に治療点があることが多いが、指先から足首までに2ヶ所圧痛点があったのでここに皮内針を貼る。
歩いてもらうと痛みをほとんど感じなく歩ける。次に踏み台に昇降してもらうと右足からの昇りも降りも痛い。逆の足からでは痛くない。椅子に座った状態から立ち上がる動作でも痛みが出る。痛みの局所を対象に治療する時はツボのとり方に工夫がいる。痛みが出る姿勢での圧痛点が治療点になる。
そのツボだけで効くこともあれば、何回か繰り返しツボを探さなければいけないこともある。痛みには幾つかの種類があり、最初の痛みが取れても次の痛みを感じてくるからだ。一度に全てを解消しようとするとドーゼオーバーになる。この患者さんも半分くらいのところで終了した。初回の治療で変化があれば大抵よくなりますと言える。
だんだん内出血は引いてきたが、薬を飲んでいるのに膝の痛みが取れないので鍼灸受診を思い立ち来院された。痛むところは直接打ったところではなく、膝の内側で体重がかかると痛い。少し足を引きずるようにして治療室に入って来られた。階段の昇降は一段ずつゆっくりとしか出来ない。
平地を歩くだけで痛いので、先ずはこの動きでの痛みが取れることを目標に治療した。痛むところは打撲箇所ではないので、痛みの原因は転んだ時に膝の筋肉や靭帯に不意の力が掛かったこと思われる。このような時は膝周辺に治療点があることが多いが、指先から足首までに2ヶ所圧痛点があったのでここに皮内針を貼る。
歩いてもらうと痛みをほとんど感じなく歩ける。次に踏み台に昇降してもらうと右足からの昇りも降りも痛い。逆の足からでは痛くない。椅子に座った状態から立ち上がる動作でも痛みが出る。痛みの局所を対象に治療する時はツボのとり方に工夫がいる。痛みが出る姿勢での圧痛点が治療点になる。
そのツボだけで効くこともあれば、何回か繰り返しツボを探さなければいけないこともある。痛みには幾つかの種類があり、最初の痛みが取れても次の痛みを感じてくるからだ。一度に全てを解消しようとするとドーゼオーバーになる。この患者さんも半分くらいのところで終了した。初回の治療で変化があれば大抵よくなりますと言える。
Posted by へんせき at 00:14│Comments(0)
│運動器疾患