2010年09月14日
長引く手指の痛み
昨年10月に右親指をひねってからずっと痛みが続き、すでに1年ちかく経つのにビンのキャップを開ける、雑巾をしぼる、フライパンを持つなど日常動作に不自由を感じている主婦が来院された。
今まで整形外科2軒、接骨院3軒、整体院1軒に行っていろいろな治療をしたが効果があったのは整形外科でしたステロイド注射だけだった。それは1ヶ月ほど効いていたが何度もできないのでその後は湿布と固定で過ごしている。
このままではとても生活に不便なのではり治療でよくなるかとの相談だった。ここまで長引いているのは急性の痛みが慢性痛に移行しているものと思われる。慢性痛は急性の痛みと機序が違うので治療もむずかしくなる。原因は急性痛が長引くことにより脳が痛みを記憶してしまう。痛みの信号を伝える神経にトラブルが起こるなどである。
脊柱管狭窄症、関節リウマチ、帯状疱疹、三叉神経痛、椎間板ヘルニア、五十肩、頸肩腕症候群、捻挫、骨折、慢性前立腺炎などは初期治療が上手く行かないと慢性痛に移行しやすい。現代医学では慢性痛に対してペインクリニックや心療内科、リハビリなどで対応している。
鍼灸治療では慢性痛に対してはどう痛みの回路を断つか考えて治療する。経験的にいえば痛い所局所よりも遠隔治療の方が効果がでやすい。手探りでポイントを探すことになるが、時として過去の手術痕、やけど痕、などの傷跡が原因のこともある。
慢性痛はいつよくなるかも分からず気分が落ち込みQOLの低下も著しい。いろいろな治療法があるので自分にあう治療法を見つけて欲しい。
今まで整形外科2軒、接骨院3軒、整体院1軒に行っていろいろな治療をしたが効果があったのは整形外科でしたステロイド注射だけだった。それは1ヶ月ほど効いていたが何度もできないのでその後は湿布と固定で過ごしている。
このままではとても生活に不便なのではり治療でよくなるかとの相談だった。ここまで長引いているのは急性の痛みが慢性痛に移行しているものと思われる。慢性痛は急性の痛みと機序が違うので治療もむずかしくなる。原因は急性痛が長引くことにより脳が痛みを記憶してしまう。痛みの信号を伝える神経にトラブルが起こるなどである。
脊柱管狭窄症、関節リウマチ、帯状疱疹、三叉神経痛、椎間板ヘルニア、五十肩、頸肩腕症候群、捻挫、骨折、慢性前立腺炎などは初期治療が上手く行かないと慢性痛に移行しやすい。現代医学では慢性痛に対してペインクリニックや心療内科、リハビリなどで対応している。
鍼灸治療では慢性痛に対してはどう痛みの回路を断つか考えて治療する。経験的にいえば痛い所局所よりも遠隔治療の方が効果がでやすい。手探りでポイントを探すことになるが、時として過去の手術痕、やけど痕、などの傷跡が原因のこともある。
慢性痛はいつよくなるかも分からず気分が落ち込みQOLの低下も著しい。いろいろな治療法があるので自分にあう治療法を見つけて欲しい。
Posted by へんせき at 09:29│Comments(0)
│運動器疾患