2010年05月27日
お灸の思い出
私とお灸の最初の関わりは4~5歳頃にさかのぼる。親の言いつけを守らず灸をすえられた思い出だ。私は何よりお灸が嫌で逃げ回り、泣き叫んで抵抗したが母は許してくれなかった。
ではどこにすえたかというと手の陽明大腸経の二間のツボだ。しかも正規のツボではなく、人差し指を曲げ近位指節関節の橈側横絞端にある別説二間だった。
鍼灸の知識を何も持たない母がなぜそこに灸をすえたのか。いま思えば大腸経は精神不安、気の高ぶりを静めるときに使う。指先に近く熱さも感じるのでお仕置きの意味もあっただろうが経験的に効能を知っていたのだろう。
あの時の体験は今、私が子供の治療をするときに役だっている。慣れてくると子供は自分から手を出してくる。気持ちいいことを知っているからだ。効くお灸心地よい熱感が芯に通る。小さいお子さんをお持ちのお母さん方子供のしつけと健康管理にお灸を活用しては如何でしょう。
ではどこにすえたかというと手の陽明大腸経の二間のツボだ。しかも正規のツボではなく、人差し指を曲げ近位指節関節の橈側横絞端にある別説二間だった。
鍼灸の知識を何も持たない母がなぜそこに灸をすえたのか。いま思えば大腸経は精神不安、気の高ぶりを静めるときに使う。指先に近く熱さも感じるのでお仕置きの意味もあっただろうが経験的に効能を知っていたのだろう。
あの時の体験は今、私が子供の治療をするときに役だっている。慣れてくると子供は自分から手を出してくる。気持ちいいことを知っているからだ。効くお灸心地よい熱感が芯に通る。小さいお子さんをお持ちのお母さん方子供のしつけと健康管理にお灸を活用しては如何でしょう。
Posted by へんせき at 14:45│Comments(9)
│小児・婦人科
この記事へのコメント
わ~~っ、わたしも小学校入学前のころだと思いますが、人差し指にお灸をされたおぼろげな記憶があります。どういう理由だったか、よく覚えていないのですが・・・
その後もいたずらなどすると、「おばあちゃんからお灸をすえるよ・・。」と、よく言われたものでした。
その後もいたずらなどすると、「おばあちゃんからお灸をすえるよ・・。」と、よく言われたものでした。
Posted by シュガー at 2010年05月27日 16:00
今日の記事は、とても短めで読みやすい量ですね。
お灸の経験はないのですが、昔祖母がよく百草を丸めて
自分ですえていたのを覚えています。
その顔が熱そうな、気持ち良さそうな
見ていて不思議だった記憶があります。
お灸の経験はないのですが、昔祖母がよく百草を丸めて
自分ですえていたのを覚えています。
その顔が熱そうな、気持ち良さそうな
見ていて不思議だった記憶があります。
Posted by toshi at 2010年05月27日 16:18
小学生の時、悪戯の度が過ぎ、母の手に負えなくなると、祖母と母に押さえつけられて、お尻にお灸を据えられた。あまりの熱さに暫くはおとなしくなったが、その熱さに懲りることなく、悪戯をしては、お灸を据えられていた。
Posted by ich at 2010年05月27日 21:03
やわらかい、こういう記事と、中に突然
「近位指節関節の橈側横絞端にある別説二間」
などという超専門用語が出てくる
興味あるブログですね。
読みやすい文長になって、有名になると思います。
「近位指節関節の橈側横絞端にある別説二間」
などという超専門用語が出てくる
興味あるブログですね。
読みやすい文長になって、有名になると思います。
Posted by すこや at 2010年05月28日 11:40
シュガーさんも九州出身ならこの風習の恩恵?を受けられたのだと思
います。でも今の子供にお灸といって何のことか分かるのか疑問です。
若い人にはり灸を普及させるのがこのブログのひとつの目的です。
います。でも今の子供にお灸といって何のことか分かるのか疑問です。
若い人にはり灸を普及させるのがこのブログのひとつの目的です。
Posted by へんせき at 2010年05月28日 12:35
toshiさんありがとうございます。すこやさんのアドバイスで短くしま
した。エピソードは沢山あるのですが読みやすく書く工夫をしないと
読んで頂けないでしょう。参考までにもぐさは漢字で書くと 艾 と
なります。
した。エピソードは沢山あるのですが読みやすく書く工夫をしないと
読んで頂けないでしょう。参考までにもぐさは漢字で書くと 艾 と
なります。
Posted by へんせき at 2010年05月28日 12:42
ichさんは(イチさん、ドイツ語のイッヒ私さん)ですか。おしりにお
灸をするのは初めて聞きました。興味あるお話しです。ご出身はどち
らですか。
灸をするのは初めて聞きました。興味あるお話しです。ご出身はどち
らですか。
Posted by へんせき at 2010年05月28日 12:48
すこやさん 講習中はいろいろお世話になりありがとうございました。まだ写真の編集もよく出来ないのですが動画を覚えれば艾の捻り方や実際の治療風景も伝えられると思います。
Posted by へんせき at 2010年05月28日 12:54
コメントへのご返事ありがとうございます。私は群馬県の片田舎で育ちました。私が子供だった半世紀前は、お灸がかなり普及していましたので、祖母が健康維持(?)のため、モグサのお灸を使っていました。お仕置きは、母に押さえつけられて、祖母からお尻にお灸を据えられました。
当時は、背中にお灸の痕がある同級生や友達も多くいましたので、親心(?)から余り目立つことのない、お尻にお灸を据えたのではと思っています。
当時は、背中にお灸の痕がある同級生や友達も多くいましたので、親心(?)から余り目立つことのない、お尻にお灸を据えたのではと思っています。
Posted by ich at 2010年05月29日 20:20