2010年03月11日
アトピー性皮膚炎とはり灸治療
以前アトピー性皮膚炎で受療されていた30歳代の男性が1年半ぶりに疲労で来院された。初診は2003年6月小金井市の菱沼漢方薬局からの紹介であった。ずっと漢方薬をのんでいるが春先から梅雨時にかけ症状が悪化するので鍼治療を併用したらどうかということだった。
びらんを伴った湿疹で浸出液が流れ落屑もひどく皮膚科での治療が必要かもしれないと思ったが本人は漢方薬とはり灸で治したいと強い意志を持っていた。
このようなひどい症状も秋になると小康を得た。2008年まで症状がひどい時期ははり治療を併用し普段は漢方薬を飲んだ。はり治療は刺絡をメインにした。2007年には症状がかなり落ち着いてきて昨年はほとんど出なかったそうだ。
よく見ると首筋にアトピーの名残があるがステロイド剤を使わずここまでよく治ったと感心する。アトピー治療には何の根拠もない怪しい治療が跋扈している。日本皮膚科学会の診療ガイドラインが参考になるが正しい情報に基づき治療の機会を失しないようにして欲しい。
びらんを伴った湿疹で浸出液が流れ落屑もひどく皮膚科での治療が必要かもしれないと思ったが本人は漢方薬とはり灸で治したいと強い意志を持っていた。
このようなひどい症状も秋になると小康を得た。2008年まで症状がひどい時期ははり治療を併用し普段は漢方薬を飲んだ。はり治療は刺絡をメインにした。2007年には症状がかなり落ち着いてきて昨年はほとんど出なかったそうだ。
よく見ると首筋にアトピーの名残があるがステロイド剤を使わずここまでよく治ったと感心する。アトピー治療には何の根拠もない怪しい治療が跋扈している。日本皮膚科学会の診療ガイドラインが参考になるが正しい情報に基づき治療の機会を失しないようにして欲しい。
Posted by へんせき at 20:41│Comments(0)
│アレルギー