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2018年06月27日

激痛の五十肩一回の治療で大幅改善

40歳代の男性。左肩の痛みが激しく、左腕がほとんど動かせない状態で来院された。一週間前から左腕に若干違和感があったが二日前から肩が急激な痛みに襲われて夜も痛みで何度も起きた。

二日続けて鎮痛剤を飲んで湿布をしたがこのままでは日常生活に支障をきたすので何とか痛みを取って欲しいとのこと。思い当たることはないかと聞くと、1か月前から腕立て伏せをやっていたとのこと。違和感が出てからは中止している。

五十肩と五十肩に似ているが違う病気を説明しながら肩の動きを調べる。すべての方向の可動域が制限されている(前45度、横20度、後ろ20度)。ポケットに手を入れる動作できない。耳を触れない。右肩を触れない。可動域を少しでも超えて動かそうとすると痛みが走る。寝るときは腕の置き場に困るとのこと。

治療は左手の井穴を1か所ずつ刺絡しながら肩の様子を診ていく。前方挙上が90度まで改善する。次に左肩の前面と側面の圧痛点4か所に施灸をして、肩甲骨の周囲の硬結に鍼をして緊張を緩める。鍼灸治療は初めてなのでドーゼオーバーにならないようにこれで終了する。患者さんは肩が軽くなったと喜ばれた。肩4か所にせんねん灸をするように指示。

五日後に2回目の治療。前回治療から3日目に痛みと可動域が急によくなってきた。手が顔から頭まで動くようになった。睡眠時の痛みもなくなった。可動域を調べると前方挙上は180度と正常。側方挙上は90度まで。後方は左右とも差がなく正常。初診時出来なかったポケットに手を入れる動作など出来るようになっている。今日は日常生活にほとんど不自由がないと言う。

左のH4H6H5井穴刺絡をすると側方挙上も耳まで挙がるようになった。手を後ろに回し親指を背骨に沿って上にあげていくと左右で10センチほどの差があるが前回よりずいぶんよくなっている。肩のリハビリとお灸をもうしばらく続けぶり返さないか様子を見てもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 00:10Comments(0)運動器疾患