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Posted by たまりば運営事務局 at

2015年02月19日

飛行機に乗っての耳の痛みと耳鳴り

どなたも飛行機に乗って耳が詰まったり痛くなったりした経験はお持ちだと思う。原因は離着陸時の気圧の変化。鼓膜の内側の鼓室は耳管という細い管で鼻の奥の上咽頭とつながっている。この耳管を空気が通ることにより外との気圧を調節している。離陸時は耳管を通し空気を逃がし着陸時は空気を取り込むが、後者の方が耳管が開きにくく痛みを感じる。

耳管は普通閉じているので急激な気圧の変化があると外との調節が上手く行かず耳が詰まったり痛くなったりする。唾を飲んだり飴をなめたりして顎を動かすとその瞬間耳管が開くので楽になるが風邪をひいたりアレルギーで粘膜が張れていたりすると耳抜きがうまくできずひどい時は航空性中耳炎になる。

60歳男性先週九州に出張で飛行機を利用した。復路の着陸時やけに耳がつまり痛みも感じていたが飛行機を降りてしばらくしたら気にならなくなった。ところが翌日からゲップを飲み込もうとしたりあくびをしようとした時に左耳の奥でゴワゴワと音がするようになった。耳閉感も痛みもないがとてもうっとうしい。軽い耳管狭窄症を起こしているのかも知れない。

耳管がむくんでいるのか炎症があるのか、着陸時の気圧の変化で耳管の働きが悪くなったようだ。症状が出て4日目に来院された。むくみならH5F5、炎症ならH1かF3。耳管は上咽頭に開口しているのでH1とH5F5の井穴刺絡を試してみた。その場で顕著な改善なし。副交感神経抑制の治療は半日から1日経って変化が出ることも多いので1日様子を見てもらうことにした。

翌日、ゴワゴワと音はするが前日よりも小さくなった。そしてその翌日まったく音がしなくなり今日もその状態が続いていると連絡があった。

私も年に10回以上飛行機を利用するが体調によって耳の痛みが違うように感じている。毎日何回も離着陸を繰り返すパイロットや客室乗務員は何か特別な対策をしているのか今度飛行機に乗ったとき聞いてみたい。

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  • Posted by へんせき at 20:31Comments(0)感覚器疾患