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2014年10月12日

発症後1年3ヶ月の片側顔面痙攣の鍼灸治療

60歳主婦。1年3か月前に左まぶたのピクピクから痙攣が始まり左側口元やほおに広がっていった。大学病院でボツリヌス毒素療法か神経血管減圧術の手術を提案されたが決心がつかず、発症6か月から漢方薬を飲んだ。一時的に痙攣が軽くなったが元に戻りこの2ヶ月は中止している。

現在痙攣はほぼ間断なく続いて人前に出るのが億劫。他の症状として痙攣と同時に起こった耳鳴り、眼精疲労、熟睡感がない等がある。片側顔面痙攣は自然緩解率が2~3%と低い疾患だ。鍼灸治療では手術やボツリヌス毒素療法のような副作用はないが、完治できる保証もない。

患者さんには「痙攣を軽くすることはできると思うがご本人が満足できるレベルまでよくなるかは分からない。5回治療して変化がなかったら他の治療を考えましょう。」とお話しして治療を始める。初回はF6H5F5井穴刺絡、頭頂部2穴に鍼、左頚部の凝りに対して整神術。3日後2回目の治療。左首の凝りがとれ楽になったが痙攣はあまり変わらない。井穴刺絡に頭部刺絡4穴と頭皮鍼2ヶ所。胸鎖乳突筋にパイオネックス2個。

4日後3回目の治療。顔を見て明らかに痙攣が減っているようなので経過を尋ねると、治療の後から痙攣の間隔が空くようになり半分くらい感じるとのこと。また体が暖かくなった。しばらく顔を観察していると痙攣の頻度も強さも初診時10から6くらいに軽減している。治療は前回に順じこの状態がどうなるのかもう少し治療を続けることにした。

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  • Posted by へんせき at 23:50Comments(0)脳・精神・神経