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2014年02月03日

インフルエンザによる声枯れに井穴刺絡と深谷灸


インフルエンザの流行がピークになってきたようだ。48歳主婦、子供から移り10日ほど前に発症した。抗ウィルス薬で発熱や関節痛は治まったが、声がまったく出なくなったのが治らない。今日すこし喋れるようになったので治療に来られた。

喋れると言っても掠れ声で苦しそうに声を出している。あまり問診しても辛そうなので早速治療を始めた。(昨年胃腸の不調で数回治療した方なのである程度の基礎情報は掴んでいた。)

声帯の異常と考えH1井穴刺絡。少し息がしやすくなる。次にH6の井穴刺絡。いくらか楽だが声にはっきりした改善はない。次に深谷灸で嗄声の特効穴大腸経の「臂臑」に灸点紙をしいて半米粒大の灸をする。左臂臑に20壮くらい重ねたときに呼吸が楽になり、声を出してみるとかすれ声が80%よくなり聞き取りやすくなっている。右にもお灸をして普通に近いくらいに声が出るようになった。

治療中何度か痰の絡むような咳をするので前頚部や胸骨の周りの圧痛点にパイオネックスを貼る。お腹を触って診ると胃の部位に圧痛がある。まだ食欲がなくお粥を食べていると言う。F1F6で半分以上圧痛が取れる。喉も胃も中心に位置するので百会の刺絡をするとボォーとしていた頭がはっきりしてきたそうだ。

4日後にもう一度来て声、咳、胃の状態を確認することにした。この方は臂臑に圧痛があったが、合谷と手の三里にも圧痛があった。どこでも効くのか臂臑しか効かないのか?

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  • Posted by へんせき at 20:42Comments(0)呼吸・循環器