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2013年07月21日

出産後ひどくなったPMS・不安神経症・不眠症など自律神経症状

20歳代主婦。昨年6月に第一子を出産したが、その後から体調不良がひどくなり体の冷え、体中の痛み、めまい、不眠、イライラ感などで悩んでいるとのこと。

体の痛みは最初左肩甲骨の内側から始まり背中、首、頭(ギューと締め付けられる)と広がった。冷えは産後に始まり冷える場所は主に上半身だが手のひらは熱いという。今はカイロを仙骨部に貼っている。めまいは足に力が入らず自分がふわふわする感じ。また4年まえから夏になると頻脈になり3年まえに心臓と甲状腺の検査を受けたが異常はなかった。10歳のとき自律神経失調症、13歳くらいから片頭痛が始まった。

出産は普通分娩だったが妊娠中にいろいろトラブルは発生した。つわりが8か月まで続き体重が2kgしか増えず、出産後は-7kg一年経って元に戻った。妊娠6週目に妊娠糖尿病と軽度の甲状腺機能亢進症を発症する。甲状腺機能亢進は6か月まで続く。お産の当日低血糖を起こしブドウ糖を点滴しながらの出産となり、低血糖はその後50日ほど続いた。不思議なことに出産後1ヶ月から生理が始まった。

不安神経症と不眠症のため安定剤と入眠剤を飲んでいたが妊娠中は薬を減らしていた。そのためか熟睡感がなくほとんど寝ていないような感じだったとのこと。半年前から薬を増やしている。薬を飲んでいるので子供はミルクで育てているが、もう一人子供が欲しくそれまでに薬を止めたいそうだ。

治療は脈が早いので左H3の井穴刺絡。数脈は変わらないが空気が深く入ると共に左中府付近が痛くなる。H1で痛み取れ呼吸が楽になる。腹診をすると心窩部、左季肋部、お臍の左側に圧痛がある。これは左F1F6→左F3→右F3でほとんど取れる。頭痛はF4で楽になる。不眠症に後頭部の凝りをとる天柱、風池に刺鍼して百会の刺絡。左の肩甲骨内側がすっきりしないというので合谷に鍼をする。三陰交と志室にお灸をして治療終了。痛みが楽になり体がすっきりしたと言ってお帰りになった。

自宅で一週間三陰交と陽池のお灸を続けて2回目の治療をすることにした。副交感神経亢進の症状もあるが初回は触れなかった。次回は井穴刺絡の指導とともに副交感神経の治療を組み合わせて効果を見て見たい。

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  • Posted by へんせき at 20:38Comments(0)不定愁訴・体調管理