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2013年02月08日

6歳女児のアレルギー性紫斑病(血管性紫斑病)

アレルギー性紫斑病と診断された6歳女児。最初は足が痛いと言っていた。医者に連れて行ったらジャンパー膝と言われた。しばらくしてお腹が痛いと言い出した。医者からは胃腸炎(ノロウィルス?)でしょうと言われた。

その後足に紫斑が出た。しばらくするとその紫斑は消えたがやはり足が痛いとかおなかが痛いというので医者に連れて行きデジカメで撮った紫斑を見せたらアレルギー性紫斑病を疑い検査をした。

アレルギー性紫斑病は3歳から10歳くらいの小児に発症する末梢血管の炎症性疾患で主な症状は①下肢、臀部、手などの皮下出血(紫斑)②腹痛(時に激痛) ③関節痛(主に膝や足首) ④浮腫み ⑤腎炎。

①②③が同時に出れば診断も容易だが単発的に症状が出ると確定診断が遅れることもある。また関節痛も痛くて歩けないくらいから少し痛いくらいまで様々で、腹痛の程度も個人差が大きい。

この子は割りと軽症で経過観察中とのこと。今は足が少し痛い程度で、ふくらはぎやすねに紫斑が少し出ている。治療は腎炎予防の為のF3井穴刺絡とH5F5の井穴刺絡。最初は少し恐いと言っていたが、痛くないと分かると後はスムーズに治療できた。母親に数日続けてもらい経過を教えていただくことにした。

約3年前かなりひどいこの病気の6歳男児を治療した。最初は足が痛くて歩けず、紫斑が下肢、臀部、手と広範囲に出て腹痛もひどかった。ステロイド剤の副作用で顔もふくれて(ムーンフェイス)いた。お母さんが鍼灸治療に熱心で最初の1ヶ月ほぼ毎日治療につれて来た。

症状が落ち着いた後は自宅治療と週1回の通院で元気になった。担当の医者も慎重でよくなった後も2年間定期的に腎臓の検査を続けた。再発もなく今はもう大丈夫とのことで検査は終了となり元気に学校に行っている。

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  • Posted by へんせき at 23:43Comments(0)小児・婦人科