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2011年12月19日

鍼灸による喘息治療

当院に通院中の美容師さんの紹介で40歳代主婦が喘息治療の相談に来院された。2005年秋ごろから不定期に咳、痰が出始めたが喘息とは診断されなかった。2007年4月に咳が止まらなくなり呼吸器専門医を受診して喘息と診断され、現在は吸入ステロイド剤による予防治療と発作が起きた時には気管支拡張剤を使っている。

朝晩吸入ステロイド剤を使っているが天気が悪くなる時や梅雨時は咳、痰、息苦しさが増す。薬を増やさずにもう少し楽に呼吸できるようになりたいとのこと。喘息は気道に慢性的な炎症があり、その結果として気道の過敏性が増しそこに増悪因子が加わると気道が狭くなり喘息発作が起こる。

喘息は副交感神経が亢進しているので治療は座位がいい。中国古典医学呼では呼は肺、吸は腎が司ると言われている。肺(金)と心(火)は相克関係にある。以上のことを基本に呼吸のしやすさを目安に心経、肺経、腎経の順に治療をする。一経治療する毎に息が深くなると言う。最後に副交感神経抑制の刺絡をする。

翌日から自宅での自己治療(円皮針・刺絡)を4日間続けて2回目の治療をしたが、とても調子がよく吸入ステロイド剤を減らしてみたいと仰る。長期的には減薬できると思うが、それは医者の指示に従ってやらないとリバウンドの危険もあるのでしばらく鍼治療を続け様子を見て医者に相談するようにとお答えした。

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  • Posted by へんせき at 22:56Comments(0)呼吸・循環器