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Posted by たまりば運営事務局 at

2011年06月16日

高血圧による肩こり、頭痛、目の疲れ

60歳男性会社員。1ヶ月くらい前から肩が凝り眼が疲れときどき頭痛がするとのことで来院された。鍼灸治療は始めてである。数年前から降圧剤を処方され今はコニールを朝1錠、ニューロタンを夜1錠飲んでいる。これで血圧は上130mmHg、下80mmHg程度に安定していた。

5月に入り仕事が忙しくなり続けていた散歩もさぼりがちになっているとのこと。首や肩の筋緊張による肩こり頭痛ではなく、血圧上昇による愁訴であると思われ血圧測定してみると上168mmHg、下90mmHgと高くなっていた。

血圧を下げる治療をした。仰向けに寝て腹診をすると腎の領域に圧痛がある。足の腎経の鍼でこの圧痛をなくし、深呼吸をしてもらう。高血圧の方はほとんど心臓に負担がかかっているので深呼吸をしても空気がお腹の方まで入ってこない。この方も空気が胸のところで止まるそうだ。左の心経の刺絡をすると呼吸が楽になる。さらに肺経の治療で首肩の凝り感が取れ上半身がスゥーとなったと言う。

血圧をもう一度測ってみると上143mmHg、下88mmHgに下がっていた。効果を長続きさせる為に百会の刺絡を加え、目の疲れを取るために後頭部に鍼2ヶ所と目の周囲に円皮針4本を貼って治療終了した。鍼灸治療で血圧が下がる理由は交感神経の緊張を抑えることで血管が広がることにある。ご本人曰く「鍼治療の効果を実感した。血圧の薬を増やしたくないのでこれを機に食事や運動をもう一度見直したい」

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  • Posted by へんせき at 21:49Comments(0)呼吸・循環器