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Posted by たまりば運営事務局 at

2011年06月10日

いつまでも続く足首捻挫の痛み

数日前に正座をしようとすると足首が痛く正座が出来ずに困っていると電話で相談を受けた。整形外科と整骨院での治療を受けているが、もう3ヶ月にもなるがよくならないので鍼灸を試したい。しかし初めてで効果があるのか、どのような治療なのか不安そうな感じであった。

町田の方なので通院に時間もかかるし近くでいい所が見つかるといいと思っていたが、昨日来院された。詳しくお話を伺うと、3ヶ月前駅の階段を降りていたところ押されて倒れ右外踝を捻挫した。当日は湿布で冷やし、翌日少し腫れもあったので整形外科を受診して骨折はなく捻挫と診断された。

程度はひどくないので数日から10日でよくなると思われたが、いつまでも治らないので次に総合病院の整形外科を受診した。しかし同じ診断で湿布を出されただけだった。仕事は保育士で小さな子供の動きに対応しなければならず、一番辛い動作は子供と一緒に正座が出来ないことだそうだ。

足関節の捻挫で一番痛めやすいのは、外くるぶしの前下方にある前距腓靭帯で足首の底屈や内返しの動作で痛みが出る。正座をするということは必然的にこの動作をすることになる。試しに足首をベットの端から出して正座をすると難なくできる。そこで足首を内側に曲げ痛みを感じる状態で患部を細かく触診して圧痛点を調べた。

3個の圧痛点が見つかりそこに円皮針(パイオネックス)を1個貼っては底屈と内返しを繰り返していくと痛みがだんだん軽くなった。そこでもう一度ゆっくり正座をしてもらうと「あっ痛くない」と仰る。たった3個の円皮針で90%以上痛み取れたので不思議そうな顔をされていた。円皮針治療のポイントは圧痛点を1ミリ単位で探し、この1点を見つけること。ずれると効かないし余計な針は効果を相殺する。

さらに左右の足首の可動域を調べると痛めた方は動く角度がやや狭く下腿の筋肉も少し硬くなっている。今後は可動域が左右同じになるよう靭帯、筋肉の柔軟性を回復させるために自宅でお灸とストレッチをすればいい。痛みに関しては二日に1回圧通点をしっかり確認して円皮針を貼りかえるようお話した。また冷え性が強いそうなので一度母親と一緒に来て自宅で出来るお灸の指導をすることにした。

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  • Posted by へんせき at 00:45Comments(0)運動器疾患