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2011年06月04日

不妊症と女性の生理

黄帝内経素門『上古天真論篇 第1』には人が生まれてから老いるまでの生理過程を具体的に示している。それによると「女性は七歳毎に男性は八歳毎に変化していくとされる。女性は14歳で子供を産めるようになるが、育てる能力はない。21歳になると精神的に成長し育てる能力が備わる。28歳で身体的にも精神的にも充実期を迎える。そして35歳になると肉体的に衰え始める」と記載されている。

子供は21歳から35歳までに産むことが女性の生理に適っているが、現代においては女性の社会進出や晩婚化により35歳以降に出産することは特に珍しいことではなくなっている。しかし、年齢とともに卵子も老化して妊娠し難くなるということは事実である。

近年、不妊症治療を受ける人は増加していて実際50人に一人は体外受精による妊娠出産である。結婚して3年の36歳の主婦。排卵誘発剤を飲みながら4ヶ月タイミング法を試したが成功せず、今年から不妊治療専門機関で諸検査を受け体外受精を目指すことになった。諸検査で異常がなく、生理周期が規則的、ヒューナーテストが良好であったので妊娠しない原因はピックアップ障害と考えられ、体外受精が提案されたのだと思う。

3月4月と排卵誘発剤を使用しない自然採卵法で採取を試みたが卵胞の発育が悪く採卵が出来ず、体外受精を中止した。卵巣の機能を良くし、質のいい卵子を確保できるように鍼灸治療を試してみようと来院された。鍼灸治療はホルモン剤と違い体への負担がないので、冷え性の改善、高温期の体温上昇や期間、子宮内膜の厚さなどを指標にしばらく続けてみるといいと思う。特に苦しい症状はないので自宅でのお灸を中心に、時々ツボの確認と特殊治療のために通院されることにした。最終的に妊娠は体全体でするものだろう。

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  • Posted by へんせき at 00:44Comments(0)小児・婦人科