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2010年10月20日

旅行中に発症した坐骨神経痛

調布在住の娘さんの所に新潟から出て来られた54歳の女性。昨日電車の中で左の臀部に少し痛みを感じていた。今日起きたら昨日より痛みがひどくなっていた。痛いところは左臀部、さらに左の大腿後側にしびれを感じる。

15年前腰部のヘルニアで1ヶ月入院の経験があるが、そのときの症状に似ているのでひどくなったら大変だと思い、不慣れな土地で治療院探しに困ったそうだが、娘さんの友人が当院に通院されていることを聞いて来院された。

現在の状態は歩くと左臀部が痛い。痛いところはここだとはっきりしている。左足に軽い痺れがある。ベットに寝て左足を持ち上げるラセーグ徴候は陽性、立って腰を前屈すると大腿の後側がしびれる。

痛いところがはっきりしているので、先ず左臀部の圧痛点に円皮針(長さ0.6ミリ)を貼る。もう一度歩いて痛みを確認すると最初の痛みはなくなり、その3センチ上方に痛みがでる。そこにもう一度円皮針を貼ると歩いての痛みはなくなった。しかし前屈しての大腿後側の痺れは残っている。

次に左足の甲を調べると胆経上に3点圧痛を認める。その中の最大圧痛点を選び円皮針を貼り、再び前屈してみると痺れはなくなっていた。ベットに寝て再度ラセーグ徴候を調べると50度以上挙がり陰性。結局円皮針だけで痛みと痺れはよくなり、患者さんはこのような治療は始めて受けたと喜ばれた。

治療時間が少し残っていたので他に気になるところはないかとお聞きすると、パソコン業務が多く眼が疲れ肩が凝るとのこと。頭のツボ3ヶ所で眼精疲労の治療をすると視界が明るくなり、同時に肩の凝りも8割ほど取れた。私の臨床経験では痛みや痺れは患部に直接治療するより遠隔部の治療でよくなる方が多い。ただ選穴にコツがあり鍼の場合は1~2ミリずれると効果がない。

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  • Posted by へんせき at 23:59Comments(0)運動器疾患