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2010年09月16日

自律神経失調症とは

自律神経失調症と診断され医師の治療を受けている方が来院された。症状としては体がだるく、疲れやすいそれに手のしびれ感や不眠があるそうだ。

自律神経失調症の定義は難しく、1950年頃、沖中重雄教授が「交感神経緊張亢進」「副交感神経緊張亢進」という言葉を提唱し、1970年頃、阿部達夫教授が「不定愁訴症候群」という言葉を提唱された。

この病気は自律神経系の様々な症状を訴えるが器質的疾患や精神障害は認められなく、通常対処療法が施される。様々な症状を呈するこの病気であるが ①本態性自律神経失調症タイプ ②心身症型自律神経失調症タイプ ③神経症型自律神経失調症タイプに大別できる。

鍼灸治療をする時はその症状が交感神経、副交感神経どちらの亢進かを見分けることから始めるが人の体はそんなに単純でなく両方が混在していることが多い。動悸がするが血圧は低い、体がだるいが眠れない等。また頭痛やめまいはどちらの神経の異常亢進でもおこる。

鍼灸治療は治療前に症状や反応点の確認を厳密にしておくと1穴治療する度に「効いた」「変わらない」「悪くなった」と判定できる。痛みや痺れは治療効果がすぐに分かる。効果があれば次にそれがどのくらい続くかが問題になる。

この患者さんは副交感神経亢進で本態性型として治療した。直後の変化としては手の痺れ感が半分になった。なおこのブログで紹介している鍼灸治療はあくまで私個人の治療法であることをお断りしておきます。  

  • Posted by へんせき at 21:10Comments(0)脳・精神・神経