たまりば

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2010年08月10日

不妊症治療の相談

「不妊症は鍼灸治療で治りますか」と電話でお尋ねがあった。不妊症といっても男性に原因がある不妊、女性に原因がある不妊がある。原因がはっきり分かっている場合は、それに対する治療を病院ですることが一般的だ。もし原因不明不妊症なら鍼灸は適応するとお答えした。

詳しい検査をしても原因不明の不妊症があり、しかもこの原因不明の不妊症が一番多い。原因不明不妊症に対しては「タイミング法」から始めるステップアップ治療を行うことが多いが、上手く行かないと次第に精神的、肉体的、経済的に追い詰められる。

たんぽぽ針灸院を開業して間もない頃、予約なく一人の女性(Sさん35歳)が来院された。聞けば結婚して3年経つが妊娠せず、今、飯野病院で診察を受けホルモン剤治療を提案されたが決心がつかず、考え事をしながら歩いていたら当院の看板が目に留まりフラフラと入ってきたそうだ。

それから月に2~3回の治療を始めたが、6ヶ月しても妊娠しないので一度諦めかけた。しかし冷え性がよくなったり、疲れにくくなったりとか体調はよくなっていたので、後半年と期限を決めて治療を続けた。その結果、開始から10ヶ月目に妊娠した。いま思えば当時の私は臨床経験が乏しかった。

その後Sさんは自然分娩を希望され、深大寺にお住まいだったので近くの助産院で出産された。妊娠中ときどき来院されたが助産師さんのアドバイスに従い保温のためすごい厚着で着替えが大変であった。その子ももう大学1年生元気に通学している。

私が不妊症治療をするとき決めていることがある。①期限を決める。早いと3ヶ月位で妊娠するが、1年以上は延ばさない。②原因がはっきりしていれば病院の治療を優先させる。 鍼灸治療は体のバランスをとり体調を整え結果として妊娠に至る治療と思う。自分にとってどんな治療が最適なのか、一人ひとり事情は違うので情報を集め自分に合った治療法を選択して欲しい。

  

  • Posted by へんせき at 23:58Comments(0)小児・婦人科