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Posted by たまりば運営事務局 at

2010年06月18日

交通事故によるむち打ち症

年に数件だが交通事故による鞭打ち症の治療をする。当然最初からはり治療を受診されるわけでなく一定期間整形外科の治療を受けた後の受診になる。今回の患者さんは罹っている医者からの勧めで来院された。

交通事故の治療なので自賠責になる。損害保険会社の担当者に連絡を取り鍼灸治療開始の了承を得る。担当者「治療はOKです。どのくらいの期間で何回位でよくなりますか。」 私「まだ診てないので何回とはっきり言えません。どうしてそのようなことをお尋ねなさるのですか。」 担当者「効果が出てないのにズルズルと治療を継続する治療所があるので、それは困ります。」 私「ご心配なく。数回の治療で何の効果もなければ治療を中止して紹介先の医師に相談します。一応10回2ヶ月を目安にします。」

以上のようなやり取りの後治療を始めた。整形での治療は服薬、湿布、牽引や温熱治療の理学療法が中心であった。首や腕を色々な方向に動かしての痛みやつっぱり感、じっとしていて感じる頚部の重苦しさを確認して治療点を決める。

むち打ち症の場合患部以外によく効く治療点が存在する場合が多い。先ずそれを探し出せるかどうかがポイントになる。また患部の治療では治療点はもちろんだが鍼の太さと刺入深度が大切で指先の感性が要求される。治療後の状態がどのくらい続くかすぐ元に戻るのかよく観察して5日後に2回目の治療をすることにした。  

  • Posted by へんせき at 00:37Comments(0)運動器疾患