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Posted by たまりば運営事務局 at

2010年04月07日

手指の障害(腱鞘炎・ばね指)

四国のお遍路巡礼から戻られた50歳代後半の女性。昨年秋に5日間のお遍路に続き2度目の旅で今回はかなり険しい山道が行程に組まれていたそうだ。雨で足元が悪いなか金剛杖をしっかり握り締め1日30km歩く日もあったとのこと。

そのせいかお遍路最終日から右手中指がばね指になり帰宅後1週間経っても治らないそうだ。痛みはひどくないが指を曲げて伸ばすときにひっかかる。おそらく長時間杖を握っていた為に指の筋肉や腱が疲労し軽い炎症を起こしていると思われた。

治療は杖を握る動作で負担のかかる前腕と上腕の圧痛点を調べ、さらに手の甲と中指の筋肉のこりと圧痛点を探した。そしてそれらの反応点が指を伸ばすときの引っ掛かりと関係しているか否かを調べた。指の引っ掛かりが軽くなる3箇所に円皮鍼を貼り1ヶ所刺絡した。これで1週間様子を見てもらうことにした。

腱鞘炎やばね指はほとんど指の使い過ぎが原因でギターやバイオリンの練習、植木職人や理容師や調理師など職業が関係しているものもある。また手根管症候群といって1,2.3指が痺れ特に親指の動きが悪くなる病気がある。使いすぎも一因だが女性の場合ホルモンの影響を受け中年以降に多いので知っておきたい。  

  • Posted by へんせき at 20:21Comments(0)運動器疾患