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2010年12月06日

安産のためのお灸

三ヶ月ぶりに茶道の稽古でお会いした30歳代の女性。少しふっくらとしゆったりとした服装だったのでお尋ねすると妊娠6ヶ月とのこと。初めての妊娠で不安もあるが順調に無事生まれてくるのを願うだけだと仰る。

妊娠中に三陰交にお灸をすえると本人はもとより生まれてくる子供にも著しい効果がある。妊娠中は足のむくみやだるさがとれ、腰痛の予防にもなる。逆子の予防にもなるし出産の折には、陣痛が軽くなる。そして生まれた子供は丈夫に育つ。                       

三陰交のお灸は最初にツボの位置を教えてもらえば後は自分で出来る。自分でやることが大事で「赤ちゃんのためにいいことをしている」という自覚が精神的に安定させる。お灸を始める時期は胎盤が安定する5ヶ月くらいからで、最初は7壮から始め月数が進むにしたがい21壮まで増やしていく。

この時期お灸の練習をしておくと後に子供のちょっとした不調は自分で対処できるようになる。艾は上質の物を使いなるべく小さく、軟らかく捻ることがポイントで最初の1壮目はツボを少々湿らすと艾を上手く立てられる。熱さを緩和する灸点紙を利用してもいい。

妊娠中の運動も大事で足腰の筋肉を鍛えておくとスムーズな出産につながる。お勧めは雑巾がけで掃除機だけでなく、床や畳の拭き掃除は一石二鳥だ。もう一つ保温に努めること。後日、三陰交の灸点をつけ艾を差し上げることにしてお別れした。

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  • Posted by へんせき at 20:58Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年10月16日

    風邪がきっかけの上半身の激痛

    48歳の男性会社員。9月27日夜風邪を引いたらしく発熱(38℃)。翌朝いったん解熱したが夕方から再び発熱。30日まで熱は37.2℃から38.5℃と下がらないので開業医を受診した。風邪の診断でPL顆粒とロキソニンを処方された。薬を飲んでも熱が下がらず10月2日夜背中に寝違えしたような痛みを感じ、翌日はじっとしていてジンジンする痛みに変わった。

    よくなる気配がないので4日に稲城市立病院を受診して血液と尿検査の結果、クレアチニンとCRPの軽度上昇が見られたが様子を見てくださいで終わった。4日から6日まで会社を休んだら熱は下がったが痛みは続いた。7日から出勤したが痛みはひどくなり10日に救急で都立多摩総合医療センターを受診。担当した医師は心臓や肺の疾患を疑ったが異常は認められずボルタレン座薬が処方された。

    ボルタレン座薬は8時間くらい効きその間はかなり楽になるが薬が切れると激痛を左肩甲骨周辺と左腕の付け根、時に左肘に感じる。11日から整骨院に4日連続して通ったが全く効果がないので15日奥さんの勧めで来院された。来院時は朝入れた座薬が切れた時間帯で腕を押さえ、辛そうな表情で入室して来られた。

    医師は生命にかかわらない痛みと判断されての処置だが、痛みがいつまでも続くと慢性痛に移行して治り難くなる。痛みを取る手段は鎮痛剤、神経ブロック、医療用モルヒネ、抗精神薬などあるが慢性痛になる前に手を打ちたい。鍼灸治療がよく効く痛みの種類もあるので選択肢の一つに覚えていて欲しい。

    痛みがひどい時は一般的に交感神経が異常興奮している。先ずこの興奮を抑える必要がある。局所的には痛みを発している部位には軽い刺激が基本で、反対側に治療して奏効する場合も多い。この患者さんの治療は円皮針、刺絡、巨刺で行った。治療直後の効果は肩甲骨部の痛みは8割取れた。腕の付け根は5割ほどの改善。それで様子を見てもらうことにした。

    16日夜経過報告の電話をいただいた。「肩甲骨部の痛みは楽になっている。薬が切れると腕の付け根から肘にかけて痛みが出そうになるのでそのタイミングで薬を使っている。」薬の使い方はそれでいいので、昨日教えた自宅治療を3日続けるようにお話して又連絡してもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 23:58Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年10月10日

    右半身の血流が悪い不定愁訴

    昨日来院の60歳代女性。問診表の主訴には右半身の血行不良、首肩の凝りで気持ちが悪くなると書いてある。既往症には胃がん、心臓、胆のうとある。

    詳しく話をうかがうと、顔や腕が右半分、冷えたような感覚の異常があるそうだ。医者に上手く症状を表現できずなかなか分かってもらえなく、首や肩が凝ってくると気持ちが悪くなるそうだ。

    25年前胃の全摘手術を受け、現在心臓の治療でヘルベッサー、胆のうの治療でウルソを処方されている。心臓は安静時、特に明け方に咽喉や胸が痛くなるとのことなので異型性狭心症と思われる。胆のうは胆石と診断されている。他に何かないかお聞きすると、40年前に帝王切開、中学生のとき虫垂炎手術をしている。

    さらに、現在右下の親不知を治療中で来週抜歯予定。歯の影響とは思わないがこの2ヶ月ほど咽喉に違和感があり物を飲み込むと少し痛いそうだ。来週の抜歯に備え体調を良くしておきたいとの思い出受診された。

    沢山の自覚症状があるが、最初なので首の凝りと顔の違和感を対象に治療した。首は後屈と回転で痛みが出る。手と足と頭のツボに鍼をしたがいまいち効果がない。左右の視力が違い遠近両用の眼鏡をしているので眼精疲労から来ているとも思ったが、3回も腹部の手術をしているのでお腹を診てみた。

    壁を背にして立ってもらい、手術痕やその周囲を調べると8ヶ所の圧痛点が見つかる。ここに円皮針を貼って首を動かしてもらうと痛みはなくなっていた。この段階で患者さんは手足が温かくなって、顔の違和感が軽くなってきたとおっしゃる。おそらく交感神経が抑制され末梢血管が広がってきたのではないかと思う。

    患者さんから鍼は痛い患部にしなくて効くのかと質問を受けたが、局所一点にポイントがある時もあるが、離れた部位に治療点が存在することが多い。そこを探し出す過程が難しい。今日の治療効果がどのくらい続くか、眼精疲労は影響しているか、咽喉の違和感は何が原因か次回治療の課題だ。

      

  • Posted by へんせき at 23:34Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年10月07日

    額関節の痛みとインプラント

    1年半ほど血圧管理のため鍼灸治療を定期的に続けている60歳代の女性が2日前から歯を噛み締めると左の額関節から耳の下に痛みを感じると言う。口を開く時には痛まない。

    額関節症の主な症状は額関節付近の痛み、筋肉のこり、口を開けない、関節の異常音、物がよく噛めない等である。本当に顎関節症か否かは歯科や口腔外科でかみ合わせの検査、額関節の画像診断、筋電図、顎の動きの測定などしないと確定できない。

    頬から顎、側頚部を触診してみると明らかに左右差があり患側は筋肉が凝って硬くなっている。左の上奥歯2本は4年前インプラント治療が上手く行かず土台を残したまま人工の歯をはずしたままになっているそうだ。このことも関係しているのか?

    治療は咀嚼にかかわる筋肉の痛み、凝りと仮定して行った。2~3回鍼治療して凝りがほぐれ痛みが取れればいいし、治らない時は歯科で調べてもらうことにした。胃経、胆経、三焦経、小腸経の要穴に鍼、噛み締めて痛い圧痛点に円皮針、圧痛点の反体側に強めの鍼をした。

    近年インプラント治療は日進月歩で進んでいるが、この方のようなケースも稀にある。2週間ほど前NHK「ラジオあさいちばん」健康ライフの中で東京医科歯科大学病院の春日井昇平先生が「安心してインプラント治療を受けるために」と題してお話されていた。それを聴いていてインプラントは歯を失った場合現行ベストの治療法だがパーフェクトではないと思った。

    体に関してはどんな代用物ができようと生まれ持ってきたものよりいいものはない。人は失って初めてそのありがたさが分かる。いまあるものを大切にしよう。  

  • Posted by へんせき at 19:51Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年09月25日

    目が疲れ、首肩が凝り、頭痛がする

    40歳代の女性会社員の2回目の治療。症状は目が疲れる(眼科で眼圧を下げる点眼薬)首が突っ張り肩が凝る、月に1~2回頭痛がする。さらに問診すると小さな子宮筋腫があり、生理痛として腰が痛くなるとのこと。

    1週間前の初診時、両目が充血していたが今日は普通になっている。治療後の経過をお聞きすると、翌朝目の充血は取れていた。首と肩の凝り感は治療直後は9割改善したが、今は先週の半分くらい。頭痛は起きてないが、目の奥が少し痛い。

    首を前後左右に倒したり、左右を振り向く動作をしてもらうと左に倒すと右首が痛い、首を左右にゆっくり回すと右斜め後ろの位置でひっかかる。腹診をすると右の季肋部に圧痛がある。(ここは肝、胆の反応点)

    治療は最初に目の治療をする。(治療ポイントは後頭部)この治療で首の突っ張り感も変化する。次に手と足のツボを使い首肩の痛みを取り仕上げに頭頂部に鍼をする。これで首はスムーズに回るようになる。後はどのくらい持続するかが問題。自宅でお灸をするとか少し運動するといいが、帰宅が10時過ぎる毎日ではなかなか難しい。

    生理痛は痛みがあるときに治療すると鍼の直後効果がよく分かる。効くツボをはっきりさせそこに自宅でお灸を続け、生理前に皮内鍼治療をしていけばだんだんよくなる。  

  • Posted by へんせき at 23:28Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年09月05日

    オペラ出演と咽喉のトラブル

    今日は調布市グリーンホールで生のオペラを観た。調布市民オペラ振興会が結成されて今年は20年の記念すべき年でヴェルディー作「アイーダ」が昨日と今日公演された。ご存知のようにオペラは音楽、ドラマ、ダンス、歌の総合芸術だがソリストの声量のすごさには圧倒された。

    昨日の早朝、出演予定の女性から朝起きたら咽喉の調子がおかしいと電話があった。本番間近だが声のひっかかりと咽喉の違和感を改善して欲しいとの事。何ヶ月も練習してこの日を迎えたのだから、いい体調で舞台に立って欲しい。

    数時間後の開演までに完全回復できるか分からないが、今よりよくなればとお灸と刺絡中心の治療をした。経絡的には脾経、肺経、胃経、大腸経、督脈。お灸は苦手な方だが非常事態なので少し我慢していただいた。調子が悪いようなら公演が終わってからもう一度治療することにしたが大丈夫だった。

    大事なことの直前ちょっとした肉体的なトラブルに見舞われることがある。そのような時鍼灸治療が適応する症状もあるので頭の片隅に「はり・きゅう」も入れておいていただきたい。  

  • Posted by へんせき at 23:09Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年08月18日

    夏風邪に注意

    夏に風邪をひくことは珍しくない。一番多いのは寝冷えだ。今年の夏は例年にない猛暑で知らず知らずの内に体力が消耗しているので気をつけたい。

    体調の変調は通常、朝起きた時何となく体がだるい、咽喉が痛い、お腹の調子が悪い等で気付く。睡眠中体温は低下するので、夜中冷房で冷えたり、風が涼しい北風に変わったのに薄着ののままだったりしたら風邪を引いてしまう。

    中国医学では風邪を傷寒、中風、温病、暑病などに分け症状も対策も違っている。今の時期は暑病で熱中症の様なものもあるが、風邪では暑さで抵抗力が落ちている体に冷えが入ったと考えていい。

    昨日、20歳代の女性が朝から咽喉が痛く風邪を引いたようだ。木曜日から夏休みの旅行に行くので早く治したいと来院された。熱はないがつばを飲むと咽喉が痛む。咽喉が痛いときは炎症があると考え、各経絡の「栄火穴」の反応を調べお灸をする。

    彼女の場合「脾経の大都」 「腎経の然谷」「肺経の魚際」に圧痛があり魚際のお灸をして咽喉の痛みが変化した。後の二つでは変わらない。主訴がよくなったので胃腸の調整と交感神経の調整をして終了した。そして患者さんには出発まで魚際、足の三里、商陽、大椎にお灸をしていただくことにした。  

  • Posted by へんせき at 07:21Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年08月16日

    高麗手指鍼と肩こり

    高麗手指鍼と言っても一般の方には馴染みが薄いと思う。自在に使える鍼灸師も少ない。この鍼法は韓国で開発され日本には30年くらい前に紹介された。

    この鍼法は手(指・掌・手甲)に全身のツボを配し、手の治療をすることにより全身の治療ができると考えている。私は学生時代に高麗手指鍼の勉強はしたが、日常の臨床でこの高麗手指鍼の考え方で手のツボを使うことはほとんど無い。(しかし、別の理論で手のツボはよく使っている。)

    今日、肩こりを主訴として30歳代の男性が受診された。鍼は初めてだそうだ。詳しく聴くと凝り感と鈍痛を感じるのは肩甲骨の内縁部で肩上部や首筋は問題ないようだ。

    遠隔部の治療をいくつかやってみたが、症状がほとんど変わらない。手の甲のツボを探している時にふと高麗手指鍼を思い出し、肩甲間部の相応箇所(中指の付け根付近)を調べてみると激痛点が存在する。ここが治療点になると判断して太さ0.12ミリの鍼を10分間置鍼したら肩甲間部の凝り感と鈍痛はなくなった。

    同時に肩上部にわずかな違和感が出てきた。おそらく最初から存在する2番目の痛みを感じるようになったのだろう。これに対しては首の前側のツボに置鍼をした。ひとつの治療法で全てに対処することは難しい。臨機応変な治療をするには「鍼の引き出し」を増やす必要がある。

      

  • Posted by へんせき at 22:00Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年04月25日

    天候不順と自律神経

    今年のように天候不順な春も珍しい。桜も開花後気温が上がらなかったので長い間楽しめた。しかし野菜の値段はびっくりするほど高くなっている。雪が降ったかと思えば夏日になったりあまりの変化の激しさに体が付いていけない人も多いようだ。

    先週は一時的だと思うが安定していた血圧が急に上がった患者さんを5名診た。その内3名は降圧剤を服用して正常血圧内に落ち着いていた方で2名は普段血圧測定しても正常値の方だ。5名の方皆さん自覚症状はないが先週は気温の変化が激しかったので来院された全ての患者さんの血圧を測ってみた。

    自律神経の異常亢進が原因ではないかと思ったので交感神経抑制の鍼をするとその場で最高血圧が10~15mmHg下がる。一過性の高血圧はこれで治まるので自分で治療法を覚えておくといい。

    気温以外に気圧も体調に影響する。日本の天気は通常西から東へ移っていくので西日本の天気が悪くなると頭痛や関節痛をかんじる人がいる。台風シーズンは南から北へ気圧が変化する。台風がフィリピン付近にあるときに反応する敏感な人もいる。気圧が下がってくる時の体調の変化は副交感神経の異常亢進が多い。

    もうすぐ1年のうちでもっとも過ごしやすい時期を迎える。五月晴れのもと野山を歩くと沢山の草花が迎えてくれ日頃のストレスも発散されるだろう。

      

  • Posted by へんせき at 09:31Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年04月22日

    慢性関節痛の運動療法

    膝、腰、肩などの関節に慢性的な痛みを抱えている人は多い。若い人の場合原因はスポーツのやりすぎや事故の後遺症などはっきりしていることが多いが中高年者ではいろいろの原因が絡み合って簡単ではない。

    関節の特徴のひとつとして関節には血管がない。栄養は関節液で補充されている。すなわち関節が健康な状態に維持されるには関節液が十分行き渡らなければならない。そのために運動が必要になる。

    運動といっても難しいことはない。関節液を関節包に回せばいい。膝関節を例に取れば椅子に腰掛けたまま足ぶみをする、ゆっくり膝を曲げ伸ばしする、前横に20cm位ステップする。お風呂の中で膝を曲げ伸ばしするのもいい。これだけの簡単な運動でもやる前と後では膝の可動域が広がるのを実感するだろう。実際の治療でもお皿の動きがいい人は治りやすい。

    膝が痛いといっても痛みを感じているところは脳である。慢性痛は脳が痛みを記憶しているので痛みの認識を変える必要もある。一般的に慢性痛がある人は動かすと痛いので心に恐怖感が刻まれ動かさなくなる。動かさないと関節液が回らず痛みも取れず可動域も悪くなる悪循環に陥る。

    効果的な運動とは痛くない・やった後に動きが広がる運動で、疲れる・動きが悪くなる運動は逆効果だ。運動は他人が替わってやれないので自覚するしかないがやれば治療効果は必ずあがるので痛みがあるからとあきらめないでぜひ試していただきたい。

      

  • Posted by へんせき at 23:24Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年04月05日

    高齢者の患者心理

    先週往診を依頼された86歳の女性宅へ今日2回目の治療に伺った。主訴は両膝の関節痛だが慢性気管支喘息、神経因性膀胱、高血圧でも通院されている。以前から悪かった膝の痛みが最近ひどくなり近所の整形外科に行ったが医者からの心無い言葉ですっかり気落ちしてしまったそうだ。

    高齢になるとあちこち悪いところが出てくるのはある程度意仕方ないことで、医者の側から積極的な治療が出来ないこともあろうが言葉は慎重に発したい.。キリスト教で『はじめに言葉ありき』日本でも古来『言霊』というように言葉には人に希望を与えたり逆に絶望に突き落とすこともある。

    年のせいもあろうがそれは患者さんに言う言葉ではない。そんなことは言われなくても患者さんは分かっている。治療者は目の前の患者さんが少しでも楽になるよう努力すればいい。全ての病気が治るわけではないが努力は評価してもらえる。

    前回は足の指や甲を中心に治療した。効果として左膝の熱感は取れていた。今日は前回の治療に加えてふくらはぎに長針を使い5分間置鍼した。部屋の中を歩いてもらうと最初より足が軽いそうだ。歩いて5分ほどの所にあるスーパーマーケットに歩いて行けるのを目標に治療を続ける予定だ。  

  • Posted by へんせき at 22:33Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年03月14日

    病後・出産後の体力回復

    今日は定休日だが平日都合がつかない方を2名診た。稲城市と多摩市からのご来院だ。自宅を出るとき駐輪場の脇に昨日までつぼみだった10株ほどの水仙が黄色い花を開花させていた。

    患者さんのお一人は産休中で5月の会社復帰にむけて体力回復のため受診されている。今日で4回目の治療だが最初は軽い足のむくみと出産後血圧が上昇して(150/90)体調不良を訴えられていた。

    前回までにむくみはほとんど消失し血圧も(120/80)ほどに安定してきたが、出産前に比べればまだ少し高かった。自宅でお灸ができればいいのだが赤ちゃんがいるとなかなか難しいそうだ。そこで1週間前に瓊玉膏(ケイギョクコウ・信州薬品製)をお勧めした。(詳しく知りたい方は「不老長寿への挑戦」粟島行春著を参照ください。)

    さて効果はどうだったかお聞きしたら眠りが深くなり、お乳がよくでるとのことであった。瓊玉膏は元気な人が服用してもあまり実感しないが病後や産後には効果を感じる。血圧も今日は(105/68)と以前とほぼ同じになっていた。この分なら4月末までに万全の体調になるだろう。

    その後夕方の坐禅会まで少し時間があったのでたづくりで開催中の水木しげる展を観に行った。閉会まで1週間と迫り多くの来場者で賑わっていた。  

  • Posted by へんせき at 21:37Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年03月02日

    妊娠中の体調管理

    今日、生後3ヶ月の赤ちゃんを連れてお母さんが来院された。
    妊娠中月に2~3回体調管理のために鍼治療を続けられていた。
    赤ちゃんの無邪気な表情を見ていると心が和む。

    40歳を越えての初めての出産であったが何のトラブルもなく
    元気な男児を出産された。

    これから会社復帰に向け鍼治療とヨガで体調アップに努められるそうだ。
    お灸もヨガもコツを覚えれば自宅でできる。

    妊娠中は薬を使えないことも多いのでそのような時は鍼とお灸を
    ご一考ください。  

  • Posted by へんせき at 22:41Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年02月28日

    ストレスによる体調不良

    30歳代女性が子供の幼稚園での保護者間の人間関係で悩まれ胃腸障害を訴え来院された。

    ストレスの原因はさまざまであるが何らかの体調不良をもたらすことが多い。

    学術的にはノーベル生理学賞を受賞したセリエ博士のストレス学説が有名である。

    ストレスは自覚できてもそれを意思の力で解消できないところにやっかいさがある。

    強い精神力を養うといっても急にはできない。体に症状がでたら先ずそれを早く解消することが急務だ。

    症状が出ている時ほとんどの場合自律神経が興奮している。交感神経の興奮 副交感神経の興奮両方の混在、いずれも鍼や灸で抑制できるのでお試しください。  

  • Posted by へんせき at 10:45Comments(0)不定愁訴・体調管理