たまりば

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2012年11月05日

起立性調節障害の妹と仮性近視の兄

起立性調節障害と診断されている中学1年女子。小学5年の時朝礼で倒れたのが始まりで現在に至る。今年の9月から朝起きられなくなり昼夜が逆転した生活となり、頭痛、立ちくらみ、めまいがひどく時々腹痛と動悸もするという。病院でリズミックやメトリジンが処方されたが今は服用してない。

夏休み中は普通に学校に行ってクラブ活動のダンスをしていたが、だんだん食欲がなくなり朝起きられなくなった。今は治まっているがアトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性鼻炎の体質を持っている。治療は交感神経の働きをよくすることと副腎の機能を高めることを目的に井穴刺絡とお灸、足湯を行なう。

初診から4日目母親から経過報告がある。夜9時から明け方3時くらいまで続けて眠れるようになったが、その後頭痛がして起床後1~2時間不調が続くとのこと。それから4日後に2回目の治療。症状は頭痛が少し軽くなり、よく眠れるようになった。(夜は8時か9時から朝8時くらいまで寝すぎるくらい寝る)学校は休むことはないが3時間目か4時間目から出席している。

自宅でピソマによる井穴刺激、カマヤミニ、足湯をしているが井穴刺絡をやってみるというので同伴している母親と高校生の兄も交え血の出し方を中心に指導した。覚えも早くすぐにマスターしてくれた。それを診ていた兄が自分は最近目が悪くなって眼鏡を作ったが、近視もよくなるか聞いてきた。

本当の近視は治らないが仮性近視なら可能性があるので治療して見え方が変わるかどうか試してみた。視力検査表では裸眼で0.2、その他カレンダーの見え方や部屋の明るさを覚えてもらい目をつぶった状態で眼の周囲片眼3個ずつ円皮針を貼る。眼を明けた瞬間「アッ見える」と言う。視力表がぼやけていたのがくっきり見え、部屋が明るく感じるそうだ。

その後前頭部2ヶ所の頭部刺絡をしたが変化なし。次に後頭部2ヶ所を頭部刺絡をすると今度はさっきよりまたくっきり見えると言う。視力が急に上がるわけではないが治療すると改善するので毛様体筋の緊張を緩めるため星を見ることを勧め、眼の周囲のマッサージ、頭部刺絡のやり方を教える。

将来の希望は電車の運転手で今そのための学校に通っている。眼は職業上も大切になるので本当の近視にならないように留意して欲しい。

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  • Posted by へんせき at 20:43Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2012年10月11日

    起立性低血圧と起立性調節障害

    9月中旬、母親に連れられ中学3年女子が治療にみえた。主訴は週に2回程度だった頭痛が新学期がはじまってほぼ毎日起こるようになった。他にも朝礼とか体育のとき立っていると気持ちが悪くなる。夜寝付くまで1~2時間かかる。

    7月K大学病院に一泊入院して脳、心臓血管系の検査を受け起立性低血圧があり起立性調節障害ではないかと言われた。しかし起立性調節障害に特徴的な朝起きられず、午前中ごろごろしているというようなことはなく頭痛がなければ学校に行けるそうだ。

    座位と臥位で血圧を測ってみると低めだが異常というほどではない。治療は交感神経の働きをよくするH5F5の井穴刺絡と志室のお灸。自宅でも同じ治療をしてもらうことにした。9日後2回目の治療。この間の経過は治療効果が出ていないようで、起床時毎日頭痛があり、しばらくして治ることもあれば半日続くこともある。痛い時は鎮痛剤を飲んでいる。

    立ってふらっとすることがあり10秒くらい目の前が暗くなることもある。体育は見学して学校は1回休んだ。朝はもう少し寝ていたいがちゃんと起きてご飯も食べている。今日も左の後頭部が痛いと言う。治療方針を変えてH6F4の井穴刺絡をすると少し痛みが減る。次に左後頭部を触診して圧痛点を3ヶ所探しそこに頭部刺絡をすると直後痛みが消失した。

    この子は交感神経の働きが悪くて出ている症状と頭痛に関しては何か心因性の頭痛(緊張型頭痛)が混じっているような感じがした。自宅治療はH6F4の井穴刺絡と頭痛が出たら頭部刺絡、お灸4ヶ所とした。その後10日経つが経過はいいと連絡があった。頭痛は起きてもすぐよくなり鎮痛剤は飲んでいない。学校も休んでいない。

    母親に学校の様子を聞いてもらうと友人関係で少し悩みがあったようでそれも関係しているかもしれない。治療は交感神経、副交感神経両方を同時に抑制するのがいいかも知れない。もう少し治療継続して一番いい治療法を探したい。

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  • Posted by へんせき at 12:57Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2012年09月08日

    中学生女子の起立性調節障害

    小学校高学年から高校生くらいで朝起きられず、頭痛、吐き気、腹痛、体のだるさなどで登校もできなくなる子供がいる。起立性調節障害と診断された中学2年の女子が母親に連れられて来た。

    小学高学年より立ちくらみや片頭痛が起こるようになったが、軽い鎮痛剤を使い半日くらいでよくなっていた。中学生になって片頭痛が悪化した。月1回程度の頻度で吐き気を伴う頭痛が起き本人の言によると「頭痛が始まる前は左目が見えなくなる」。頭痛が起こると学校も3~4日欠席するようになった。

    二年生に進級した4月、朝自宅で倒れ救急車で一度搬送された。5月6月と朝起きられなくなりほぼ二ヶ月学校を欠席した。その間小児科で起立性調節障害と診断され薬が処方された。7月終業式前1週間は登校して、夏休み中は安定していたが9月になりまた朝起きられなくなり学校に行けなくなった。

    9月4日初診。起立性調節障害は交感神経の働きが悪くなり、自律神経の切り替えが上手く行かないことが第一の原因。さらに血圧上昇に大きな役割をしている副腎の機能も落ちていると考えられる。治療は副交感神経の働きを抑え、交感神経の働きをよくするH5F5の井穴刺絡と三陰交と腎兪に知熱灸。自宅治療を指導して終了。

    5日6日と普通に登校したが、7日は午後から8日は1時間遅刻したとのこと。自宅での井穴刺絡が上手くできなかったそうだ。今日も初診と同じ治療をした。治療前の血圧88/46、治療後100/60と血圧改善して本人も頭がすっきりしたと言う。もう一度井穴刺絡のやり方を教え、少し運動をするようにお話した。

    起立性調節障害は運動、食事、生活リズム、ストレスなどを見直し交感神経が活発に働くようになると治る病気なので治療と同時にそこも考慮しなければならない。

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  • Posted by へんせき at 23:25Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2012年09月06日

    慢性腎臓病と不整脈(心房細動)

    約十年間心房細動を薬でコントロールしてきた70歳の男性。昨年の健康診断で血清クレアチニン値が1.0を超え、今年は1.5に上昇した。医者は心房細動の薬(シベノール)が腎臓に負担をかけていると考え、減薬したところ発作が起こるのでまた元に戻し大学病院を紹介した。

    大学病院では腎臓の精密検査をしたが特に異常はなく、腎臓に負担が少ない別の薬に変えたがその薬はまったく効かなくて結局もとの薬を飲むことになった。本人としてはこのままではだんだん腎機能が悪くなって最終的には透析になるのではないかと心配され来院された。

    薬を止められないので、しばらく鍼灸治療を続けクレアチニン値や尿タンパクがどうなるか様子を見てもらうことにした。毎週2回往診を続けている70歳代の女性がいる。その方は以前人工透析を勧められたこともあるがこの2年間数値が落ち着いている。医者から先月の診察で「もう少し悪くなるのが普通なのに不思議ですね」と言われたそうだ。鍼灸治療が何かいい影響を与えているかもしれないが証明できない。

    治療は頻脈になるので交感神経の抑制で、H3H6。本人曰く「不整脈が起こるときは必ずお腹が張って苦しくなる。噴門が緩んで逆流性食道炎もあるが、何か関係があるのか。」 腹診をするとおへその右側とみぞおち部が硬くて圧痛がある。左のF1F6の後F3F4の井穴刺絡。

    腹部2穴と背部に3穴お灸を追加するとさらに腹部の緊張が取れ食欲が出てきた。

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  • Posted by へんせき at 21:30Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2012年08月10日

    抵抗力低下でズキズキする歯の痛みと鍼灸治療

    50歳代の男性が右下奥の第一大臼歯の痛みで来院された。昨日の夕方から痛くなり物を噛んだり、上下の歯をカチカチ噛み合わせたりすると痛いという。じっとしていると痛くないがこの状態では食事が摂りにくいのでどうにかならないかとのことである。

    先ほど歯医者で診てもらったら、虫歯や歯肉炎ではなくこの歯は根管治療もきちんとされているのでおそらく過重負荷がかかったか、抵抗力の低下が原因ではないかと言われた。1~2週間でよくなると思うのでしばらく様子を見るように言われたそうだ。

    下の歯なので胃経を中心に治療する。また口腔内全般に脾経も対象になる。右F6の井穴刺絡をした後、歯をかみ合わせて痛みを確かめ頬の圧痛点にパイオを貼る。最後に右女室にお灸を5壮して治療終了。

    治療の翌日経過報告の電話をいただいた。治療したのが14時、夕食が19時でこの時はまだ痛みが残っていてよく噛めなかった。しかし、21時頃から何となく痛みが引いてきて寝る前の23時にはかみ合わせての痛みが半分以下になった。そして今朝にはほとんど痛みがとれていて朝食は普通に摂れた。その後様子を見ているがかみ合わせても痛くなく、昼食も普通に食べたとのこと。

    歯自体に問題があれば歯科の治療を受けるべきだが、身体の何らかの反応が歯痛として出ているときは鍼灸治療も対象になる。稀に狭心症の放散痛として歯や顎に痛みが出ることもあるのでそれも頭の隅に入れておくべきだ。

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  • Posted by へんせき at 23:34Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2012年04月11日

    不妊治療中の体調管理に鍼灸

    体外受精による不妊治療を受けている40歳代の主婦。今日午前中に病院で採卵をしてきたそうだ。採卵方法もホルモン剤を使い麻酔をかけ一度にたくさん採卵する施設もあれば、自然周期採卵で1個を採取する施設もあり様々のようだ。

    この患者さんは2個採卵したそうだ。今日の採卵後の体調は下腹部と仙骨部に鈍痛があるくらいで移動は可能で、受精分割が上手く行ったらすぐに体内に戻す治療が控えているので早めに治療しておこうと来院された。

    鈍痛は採卵による刺激で軽い炎症と関連痛によるものだろう。F3、F2、F4と順に井穴刺絡を行なう。ここで60%改善する。次に下腹部3穴に知熱灸をしてさらに20%改善。次に腰部2穴に知熱灸をするとほとんど痛みは消失した。最後に背部兪穴の反応点に浅い鍼をして終了した。

    この方は過去5回体外受精を試みていて4回失敗した後、鍼灸治療を始められた。10日に1回の治療と自宅でのお灸をして4ヶ月になるが治療開始時と比べ体が暖かくなり、お腹が柔らかくなってきた。経済的、身体的負担が少しでも減るように鍼灸治療が手助けできればと思う。

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  • Posted by へんせき at 23:14Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2012年04月01日

    生活環境の変化で再燃した自律神経症状

    この春北関東の高校を卒業して二週間まえに音楽大学進学のために上京してきた18歳の女性。高校2年の頃からめまい、頭痛、肩こり、気分の落ち込みなどの自律神経症状が始まり抗うつ剤などの薬物治療を受けていた。今年の2月には症状が落ち着き3月から薬も中止していた。

    上京して一週間経ったころから夕方から上記の「めまい、頭痛、肩こり、気分の低下」の症状が出て寝るまで続くようになった。朝はすっきり起きられ体調も普通になっているが、毎日夕方から体調悪化に悩んでいるとのこと。こちらで薬を1週間飲んだがよくならないと言う。母親に相談して当院を受診した。

    予約時間は16時で今は頭痛と肩こり、気分が落ち込んでいるという。話をしているうちに気持ちが昂ぶったのか泣き出してしまった。話を聞いていると新生活でのストレスが大きいようだ。(集合住宅で自由に楽器の練習ができないことや体調不良のまま一人で生活できるのかの不安など精神的な要素)

    頭痛と肩こりを指標に症状の改善を確認しながら治療を進めた。井穴刺絡、背部兪穴の浅い鍼、知熱灸、円皮針を使用した。患者は鍼灸治療は初めてであったが、頭痛は100%肩こりは90%気分の落ち込みは70%良くなった。本人も治療で症状はよくなると実感して少し安心したようだ。楽器の練習場も悩みの種のようなので知人の音楽家に相談して教えていただいた。

    治療の翌日は夕方少し肩が凝ったが普通に過ごせた、翌々日は何も症状は出ず安心したと連絡があった。明日から学校が始まるそうだが早く新生活に慣れ楽しく充実した学生生活を送って欲しい。

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  • Posted by へんせき at 22:30Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2011年06月23日

    子宮頸がんワクチン接種後の下肢痛

    中学1年から高校1年の女子に対して子宮頸がんワクチンの公費負担が始まってから、接種する人は増加しワクチンの製造が追いつかないとの報道があった。子宮頸がんは年間約8500人発症して約2500人死亡しているが、ワクチン接種で発症を50~60%減らせるといわれている。

    中学3年生女子。5月2日に1回目の子宮頸がんワクチン接種を受けた。1週間後足が痛くなり、5月12日に整形外科を受診して特に痛い足首のレントゲン検査を受けたが異常なし。この時はワクチン接種との関連性は思い浮かばず、クラブ活動のテニスに伴う関節痛と思っていた。その後も痛くなったりよくなったりしていたが特に治療はしていなかった。

    6月14日2回目のワクチン接種を受けた。その夜布団に入ってから足、腰、手にかなりひどい痛みが出たので小児総合医療センターERを受診した。血液検査で異常なく鎮痛剤を処方され、思春期でもあり心理的なものかもしれないと言われた。15日16日17日と痛みの頻度が増えてきた。ワクチン接種の副作用を考え接種を受けた小児科に行ったが、副作用かどうかは不明で別の鎮痛剤と安定剤が処方された。

    18日当院を受診される。鎮痛剤があまり効かず、痛い場所は足首、ふくらはぎ、膝、大腿部でときに腰、手掌、二の腕にも及ぶ。一度痛くなると同じところが数秒間隔で断続的に痛んだり、あちこち痛みが飛び30分くらい続くこともある。痛みの感覚はズキン、ズキンとし立っている時より座っているときのほうが痛い。

    あちこち痛いが一番痛いのは右足首の外踝(昨年その部位を捻挫しているが関連は不明)レントゲン検査で異常なく、この痛みは器質的な障害によるものではなくワクチン接種を契機に痛みの感受性が上がったのか自律神経が異常亢進したのではないかと推察して治療した。なおワクチンとの関係を調べる為JR病院を紹介されている。

    18日19日20日と3回治療して、3回目の副交感神経を抑制する治療が一番効いたようで治療室で90分ほど様子をみたがその間痛みが出なかった。しかし帰宅してからまた程度は軽いが痛みが出たとの連絡をいただいた。効果的なポイントをもっと探さなければならない。次は痛みがひどいときに治療に来ていただき幾つかの治療法を試すことにした。

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  • Posted by へんせき at 23:48Comments(1)不定愁訴・体調管理

    2011年02月27日

    咽喉の異物感(梅核気・ヒステリー球)

    咽喉の奥または胸骨の裏付近に、焼肉の一片あるいは梅干のたねのようなものが引っかかったように感じられ、飲み込もうとしても吐き出そうとしてもその異物感がとれずとても苦しい思いをすることがある。咽中炙レンという。人により咽がふさがる、咳払いしてもすっきりしない、何かがくっついているなど感じ方はいろいろだ。

    先週29歳男性と70歳女性が咽喉の異物感を訴え来院された。男性は二日前から食事をしようとすると咽喉が詰まったような感じがして食べられないとのこと。ひどい時は呼吸ができなくなるのではないかと不安になったそうだ。

    70歳の女性は一ヶ月くらい前から咽喉になにかが引っかかったような感じとれず、内視鏡検査で調べてもらったが異常はなかった。しかしのどの異物感は治らないとのことである。

    どちらも器質的な異常は認められない「気鬱」が原因の神経症状と考えられる。男性は治療した日の夕食から食べられるようになり、翌日は普通になった。女性は1回の治療で症状が半減したが、まだ完全でなく二回目の治療をした。ボランティア活動、孫の世話、膝人工関節手術後のリハビリとゆっくりする暇がないのも一因になっている。

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  • Posted by へんせき at 23:53Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2011年02月25日

    高齢者の冷え性と高血圧

    約4年毎週1回往診している90歳男性。はり治療のきっかけはリウマチの治療の為来院されていた奥さんが、ご主人の高血圧の相談をされた。数年前健康診断で高血圧と胸部大動脈瘤を指摘されたが、医者嫌いのご主人が積極的に治療を受けないので往診して欲しいとのことだった。

    降圧剤はしぶしぶ飲んでいたが、往診当初は上180~200、下80~100くらいで血圧コントロールが充分なされていなかった。もちろん胸部大動脈瘤の精密検査も受けていない。治療はもっぱら血圧を下げることをメインに心経、腎経と交感神経の抑制行なった。

    私がとても気になったのが、夏は冷房を異常に低く設定され、冬は床暖房にエアコン、ガスストーブと汗が出るくらいの室温でしかも体中に使い捨てカイロを貼っておられた。脈拍も40くらいで相当体が冷えていることが想像された。

    血圧は変動があるものの薬は最初と同じ量で、少しずつ下がり現在は上140~160、下70~90くらいになった。昨年の夏から体調に顕著な変化が出てきた。例年のように冷房を強くかけない。そして毎年11月になると体中にカイロを貼っていたが、昨年は12月になってもカイロは使わず、今年になって小さいカイロを2枚使うだけで過ごしている。部屋の暖房も普通になっている。

    「体調がいいですね」と聞くと今年は体が温かく調子がいいと言う。おそらく血管が拡張して血圧が下がり血流もよくなったのではないかと推察している。ときどき心臓血管の精密検査を受けるよう説得していたが、やっと先月その気になり榊原病院を受診した。結果は経過観察でいいとのことで本人はとても喜んでいる。冷えは「万病の素」時間はかかっても生活習慣の改善と適切な治療でよくなるものだ。

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  • Posted by へんせき at 23:10Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2011年02月12日

    慢性疲労症候群の鍼灸治療

    検査をしても異常はないのに、耐え難い異様な疲労感で仕事や生活に支障をきたす疾患が慢性疲労症候群で、働き盛りの若い人に増えている。いま一ヶ月ほど鍼灸治療を続けている30歳代男性がいる。

    異常を感じたのは一年前で最初は単なる疲れと思い、ビタミン剤や栄養ドリンクを飲みごまかしていたがそのうち布団から起きるのも辛くまた体に痛みも出てきたので医療機関を受診して様々な検査の末、慢性疲労症候群と診断された。ビタミン剤、漢方薬、抗不安剤が処方されている。

    慢性疲労症候群とは「病的な疲労」で、まだ20年ほど前に提唱された新しい疾患だ。原因ははっきり分かっていないが、ストレス、睡眠不足、長時間労働、ウィルス感染などが発症にかかわっているといわれている。神経系、内分泌系、免疫系のバランスが崩れ脳がダメージを受け異常な疲労感を感じると共に、痛みや微熱、抑うつなどが出てくる。

    疲労は体だけでなく脳の疲れでもあり充分な睡眠が必要だ。この患者さんも発症の前は仕事のストレスと残業で睡眠不足が続いていた。このような全身症状に対しては先ず腹診をして、背中の膀胱経の兪穴に浅い鍼をする。自律神経のバランスが崩れている場合はその治療を加える。自宅では「せんねん灸」を背中と手足のツボに続けている。鍼灸治療を併用して睡眠状態がよくなり、脱力感や体の痛みは明らかに改善してきた。

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  • Posted by へんせき at 00:18Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2011年01月26日

    お腹が冷える不定愁訴

    先日医者から「鍼灸にはどのような患者さんが多いのか」と質問された。「来院される方の三分の一くらいは医者から異常はない、年のせい、気のせい、神経質なだけで病気ではないと言われたが、症状が取れず藁にもすがる思いやダメもとで来られる」と答えた。

    「ではそのような患者さんに対してどのように対応するのか」と問われた。「症状があるということは何か原因があると思うので、患者さんの話を根気よく30分でも1時間でも聞いて仮説を立て試行錯誤しながら症状の変化を観察している」と答えた。医者はやりたくても1人の患者に取れる時間は限られるので患者によっては不満が残ることもあると思う。

    72歳の男性。一週間ほど前から静かにしていると右側のお腹約15センチ四方にヒヤッとする冷えを感じると言う。知人の皮膚科の医者に相談したら帯状疱疹の初期かもしれないと言われたが、自分ではそうとは思われないそうで以前すっきりしない耳鳴りが鍼灸でよくなったことを思い出し来院された。

    話を聴くと「自分は元来冷え性ではなく、このようなことは初めてだ。12月上旬に2ヶ月滞在していたフィリピンから帰国。12月29日から10日間マレーシアに旅行。冷えを感じるようになった二日前に蕁麻疹が出たが1日で治まった。冷えは日中活動時は感じない」

    『静かにしている時に冷えを感じる。蕁麻疹が出た。温かい東南アジアと寒い東京の行き来』気温の変動をきっかけに自律神経が乱れ副交感神経が興奮した症状と仮説を立て治療した。冷えを感じる部位を触診しても冷たくはない。手足一穴を刺絡して5分ほどしたら該当部位がポカポカしてきたと言う。ただお臍の5センチ右側に1点冷えを感じる。

    右下腹部に60年前の虫垂炎手術痕があるので、そこを調べると4ヶ所圧痛点がある。円皮針を貼りしばらくするとそこの冷え感はなくなったが、脇腹(京門付近)に感じる。うつ伏せに体位を変え右志室に灸頭針を2壮したらこのこの冷えも感じなくなった。帰宅してどうなるか明日連絡してもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 21:04Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年12月22日

    冷え性を改善する鍼灸

    日曜日72歳の患者さん宅へ往診した。その日は娘さんも在宅で冷え性の治療を依頼された。冷える部位は主に手と足で、冬はもちろん夏も冷房してある職場ではひざ掛けが手放せないそうだ。

    「日経ヘルス1月号」で現代女性の冷え性を特集していたが興味のある方はどうぞ。冷え性の原因は①熱を作る力が足りない ②作った熱を末梢まで運ぶ流れが悪い ③生活環境の問題に大別すると対策が立てやすい。医療が関与するのは①と②。

    ①は食べ物と消化器を中心とする内蔵の働き、それと運動に集約でき、②は自律神経と心臓血管系の働きを調整することで対処できる。治療した女性は47歳。触ってみると足首から下が冷たい。治療効果をあげるため最初にバケツにお湯を入れ足湯を15分して血管を広げてから治療を始めた。

    末梢が冷えるのは末梢の血流を減らし中心部の血流を保とうとする生体防御の働きでもあるが常時それでは辛くてたまらない。交感神経の緊張をとり末梢血管を拡張する井穴の刺絡と背中にある内蔵と直結している兪穴の灸をして体の温まり方がどうなっていくかを観察していただいた。

    中年になるとどうしても筋肉量が減り脂肪が増えてくる。筋肉を増やすことは大切でそのためには筋トレも必要になる。お灸を一定期間続けると冷えが改善することはこれまで沢山の患者さんで証明されているので、運動と平行してお灸も自宅でやっていただくことにした。

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  • Posted by へんせき at 00:56Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年12月06日

    安産のためのお灸

    三ヶ月ぶりに茶道の稽古でお会いした30歳代の女性。少しふっくらとしゆったりとした服装だったのでお尋ねすると妊娠6ヶ月とのこと。初めての妊娠で不安もあるが順調に無事生まれてくるのを願うだけだと仰る。

    妊娠中に三陰交にお灸をすえると本人はもとより生まれてくる子供にも著しい効果がある。妊娠中は足のむくみやだるさがとれ、腰痛の予防にもなる。逆子の予防にもなるし出産の折には、陣痛が軽くなる。そして生まれた子供は丈夫に育つ。                       

    三陰交のお灸は最初にツボの位置を教えてもらえば後は自分で出来る。自分でやることが大事で「赤ちゃんのためにいいことをしている」という自覚が精神的に安定させる。お灸を始める時期は胎盤が安定する5ヶ月くらいからで、最初は7壮から始め月数が進むにしたがい21壮まで増やしていく。

    この時期お灸の練習をしておくと後に子供のちょっとした不調は自分で対処できるようになる。艾は上質の物を使いなるべく小さく、軟らかく捻ることがポイントで最初の1壮目はツボを少々湿らすと艾を上手く立てられる。熱さを緩和する灸点紙を利用してもいい。

    妊娠中の運動も大事で足腰の筋肉を鍛えておくとスムーズな出産につながる。お勧めは雑巾がけで掃除機だけでなく、床や畳の拭き掃除は一石二鳥だ。もう一つ保温に努めること。後日、三陰交の灸点をつけ艾を差し上げることにしてお別れした。

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  • Posted by へんせき at 20:58Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年10月16日

    風邪がきっかけの上半身の激痛

    48歳の男性会社員。9月27日夜風邪を引いたらしく発熱(38℃)。翌朝いったん解熱したが夕方から再び発熱。30日まで熱は37.2℃から38.5℃と下がらないので開業医を受診した。風邪の診断でPL顆粒とロキソニンを処方された。薬を飲んでも熱が下がらず10月2日夜背中に寝違えしたような痛みを感じ、翌日はじっとしていてジンジンする痛みに変わった。

    よくなる気配がないので4日に稲城市立病院を受診して血液と尿検査の結果、クレアチニンとCRPの軽度上昇が見られたが様子を見てくださいで終わった。4日から6日まで会社を休んだら熱は下がったが痛みは続いた。7日から出勤したが痛みはひどくなり10日に救急で都立多摩総合医療センターを受診。担当した医師は心臓や肺の疾患を疑ったが異常は認められずボルタレン座薬が処方された。

    ボルタレン座薬は8時間くらい効きその間はかなり楽になるが薬が切れると激痛を左肩甲骨周辺と左腕の付け根、時に左肘に感じる。11日から整骨院に4日連続して通ったが全く効果がないので15日奥さんの勧めで来院された。来院時は朝入れた座薬が切れた時間帯で腕を押さえ、辛そうな表情で入室して来られた。

    医師は生命にかかわらない痛みと判断されての処置だが、痛みがいつまでも続くと慢性痛に移行して治り難くなる。痛みを取る手段は鎮痛剤、神経ブロック、医療用モルヒネ、抗精神薬などあるが慢性痛になる前に手を打ちたい。鍼灸治療がよく効く痛みの種類もあるので選択肢の一つに覚えていて欲しい。

    痛みがひどい時は一般的に交感神経が異常興奮している。先ずこの興奮を抑える必要がある。局所的には痛みを発している部位には軽い刺激が基本で、反対側に治療して奏効する場合も多い。この患者さんの治療は円皮針、刺絡、巨刺で行った。治療直後の効果は肩甲骨部の痛みは8割取れた。腕の付け根は5割ほどの改善。それで様子を見てもらうことにした。

    16日夜経過報告の電話をいただいた。「肩甲骨部の痛みは楽になっている。薬が切れると腕の付け根から肘にかけて痛みが出そうになるのでそのタイミングで薬を使っている。」薬の使い方はそれでいいので、昨日教えた自宅治療を3日続けるようにお話して又連絡してもらうことにした。


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  • Posted by へんせき at 23:58Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年10月10日

    右半身の血流が悪い不定愁訴

    昨日来院の60歳代女性。問診表の主訴には右半身の血行不良、首肩の凝りで気持ちが悪くなると書いてある。既往症には胃がん、心臓、胆のうとある。

    詳しく話をうかがうと、顔や腕が右半分、冷えたような感覚の異常があるそうだ。医者に上手く症状を表現できずなかなか分かってもらえなく、首や肩が凝ってくると気持ちが悪くなるそうだ。

    25年前胃の全摘手術を受け、現在心臓の治療でヘルベッサー、胆のうの治療でウルソを処方されている。心臓は安静時、特に明け方に咽喉や胸が痛くなるとのことなので異型性狭心症と思われる。胆のうは胆石と診断されている。他に何かないかお聞きすると、40年前に帝王切開、中学生のとき虫垂炎手術をしている。

    さらに、現在右下の親不知を治療中で来週抜歯予定。歯の影響とは思わないがこの2ヶ月ほど咽喉に違和感があり物を飲み込むと少し痛いそうだ。来週の抜歯に備え体調を良くしておきたいとの思い出受診された。

    沢山の自覚症状があるが、最初なので首の凝りと顔の違和感を対象に治療した。首は後屈と回転で痛みが出る。手と足と頭のツボに鍼をしたがいまいち効果がない。左右の視力が違い遠近両用の眼鏡をしているので眼精疲労から来ているとも思ったが、3回も腹部の手術をしているのでお腹を診てみた。

    壁を背にして立ってもらい、手術痕やその周囲を調べると8ヶ所の圧痛点が見つかる。ここに円皮針を貼って首を動かしてもらうと痛みはなくなっていた。この段階で患者さんは手足が温かくなって、顔の違和感が軽くなってきたとおっしゃる。おそらく交感神経が抑制され末梢血管が広がってきたのではないかと思う。

    患者さんから鍼は痛い患部にしなくて効くのかと質問を受けたが、局所一点にポイントがある時もあるが、離れた部位に治療点が存在することが多い。そこを探し出す過程が難しい。今日の治療効果がどのくらい続くか、眼精疲労は影響しているか、咽喉の違和感は何が原因か次回治療の課題だ。

      

  • Posted by へんせき at 23:34Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年10月07日

    額関節の痛みとインプラント

    1年半ほど血圧管理のため鍼灸治療を定期的に続けている60歳代の女性が2日前から歯を噛み締めると左の額関節から耳の下に痛みを感じると言う。口を開く時には痛まない。

    額関節症の主な症状は額関節付近の痛み、筋肉のこり、口を開けない、関節の異常音、物がよく噛めない等である。本当に顎関節症か否かは歯科や口腔外科でかみ合わせの検査、額関節の画像診断、筋電図、顎の動きの測定などしないと確定できない。

    頬から顎、側頚部を触診してみると明らかに左右差があり患側は筋肉が凝って硬くなっている。左の上奥歯2本は4年前インプラント治療が上手く行かず土台を残したまま人工の歯をはずしたままになっているそうだ。このことも関係しているのか?

    治療は咀嚼にかかわる筋肉の痛み、凝りと仮定して行った。2~3回鍼治療して凝りがほぐれ痛みが取れればいいし、治らない時は歯科で調べてもらうことにした。胃経、胆経、三焦経、小腸経の要穴に鍼、噛み締めて痛い圧痛点に円皮針、圧痛点の反体側に強めの鍼をした。

    近年インプラント治療は日進月歩で進んでいるが、この方のようなケースも稀にある。2週間ほど前NHK「ラジオあさいちばん」健康ライフの中で東京医科歯科大学病院の春日井昇平先生が「安心してインプラント治療を受けるために」と題してお話されていた。それを聴いていてインプラントは歯を失った場合現行ベストの治療法だがパーフェクトではないと思った。

    体に関してはどんな代用物ができようと生まれ持ってきたものよりいいものはない。人は失って初めてそのありがたさが分かる。いまあるものを大切にしよう。  

  • Posted by へんせき at 19:51Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年09月25日

    目が疲れ、首肩が凝り、頭痛がする

    40歳代の女性会社員の2回目の治療。症状は目が疲れる(眼科で眼圧を下げる点眼薬)首が突っ張り肩が凝る、月に1~2回頭痛がする。さらに問診すると小さな子宮筋腫があり、生理痛として腰が痛くなるとのこと。

    1週間前の初診時、両目が充血していたが今日は普通になっている。治療後の経過をお聞きすると、翌朝目の充血は取れていた。首と肩の凝り感は治療直後は9割改善したが、今は先週の半分くらい。頭痛は起きてないが、目の奥が少し痛い。

    首を前後左右に倒したり、左右を振り向く動作をしてもらうと左に倒すと右首が痛い、首を左右にゆっくり回すと右斜め後ろの位置でひっかかる。腹診をすると右の季肋部に圧痛がある。(ここは肝、胆の反応点)

    治療は最初に目の治療をする。(治療ポイントは後頭部)この治療で首の突っ張り感も変化する。次に手と足のツボを使い首肩の痛みを取り仕上げに頭頂部に鍼をする。これで首はスムーズに回るようになる。後はどのくらい持続するかが問題。自宅でお灸をするとか少し運動するといいが、帰宅が10時過ぎる毎日ではなかなか難しい。

    生理痛は痛みがあるときに治療すると鍼の直後効果がよく分かる。効くツボをはっきりさせそこに自宅でお灸を続け、生理前に皮内鍼治療をしていけばだんだんよくなる。  

  • Posted by へんせき at 23:28Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年09月05日

    オペラ出演と咽喉のトラブル

    今日は調布市グリーンホールで生のオペラを観た。調布市民オペラ振興会が結成されて今年は20年の記念すべき年でヴェルディー作「アイーダ」が昨日と今日公演された。ご存知のようにオペラは音楽、ドラマ、ダンス、歌の総合芸術だがソリストの声量のすごさには圧倒された。

    昨日の早朝、出演予定の女性から朝起きたら咽喉の調子がおかしいと電話があった。本番間近だが声のひっかかりと咽喉の違和感を改善して欲しいとの事。何ヶ月も練習してこの日を迎えたのだから、いい体調で舞台に立って欲しい。

    数時間後の開演までに完全回復できるか分からないが、今よりよくなればとお灸と刺絡中心の治療をした。経絡的には脾経、肺経、胃経、大腸経、督脈。お灸は苦手な方だが非常事態なので少し我慢していただいた。調子が悪いようなら公演が終わってからもう一度治療することにしたが大丈夫だった。

    大事なことの直前ちょっとした肉体的なトラブルに見舞われることがある。そのような時鍼灸治療が適応する症状もあるので頭の片隅に「はり・きゅう」も入れておいていただきたい。  

  • Posted by へんせき at 23:09Comments(0)不定愁訴・体調管理

    2010年08月18日

    夏風邪に注意

    夏に風邪をひくことは珍しくない。一番多いのは寝冷えだ。今年の夏は例年にない猛暑で知らず知らずの内に体力が消耗しているので気をつけたい。

    体調の変調は通常、朝起きた時何となく体がだるい、咽喉が痛い、お腹の調子が悪い等で気付く。睡眠中体温は低下するので、夜中冷房で冷えたり、風が涼しい北風に変わったのに薄着ののままだったりしたら風邪を引いてしまう。

    中国医学では風邪を傷寒、中風、温病、暑病などに分け症状も対策も違っている。今の時期は暑病で熱中症の様なものもあるが、風邪では暑さで抵抗力が落ちている体に冷えが入ったと考えていい。

    昨日、20歳代の女性が朝から咽喉が痛く風邪を引いたようだ。木曜日から夏休みの旅行に行くので早く治したいと来院された。熱はないがつばを飲むと咽喉が痛む。咽喉が痛いときは炎症があると考え、各経絡の「栄火穴」の反応を調べお灸をする。

    彼女の場合「脾経の大都」 「腎経の然谷」「肺経の魚際」に圧痛があり魚際のお灸をして咽喉の痛みが変化した。後の二つでは変わらない。主訴がよくなったので胃腸の調整と交感神経の調整をして終了した。そして患者さんには出発まで魚際、足の三里、商陽、大椎にお灸をしていただくことにした。  

  • Posted by へんせき at 07:21Comments(0)不定愁訴・体調管理