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2013年09月11日

中学生男児の起立性調節障害(頭痛・立ちくらみ)鍼灸治療

中学生男児の起立性調節障害(頭痛・立ちくらみ)鍼灸治療中学二年の男子。1年くらい前から朝食後時々グタッと横になっていた。今年の5月くらいから学校を休みがちになる。一番辛いのは頭痛で起床後数分して痛くなり横になると幾分和らぐがほぼ終日続く。他に手足の脱力感と立ちくらみがある。

7月中旬に3件目の病院で起立性調節障害と診断されジヒデルゴットを処方されたがしばらく飲んで副作用が出たので中止した。治療は午後6時から始めたが、この時間になっても頭痛が続いている。

自動血圧計で臥位と立位で血圧と脈拍を測定する。左(臥位122/60 57拍、立位109/63 79拍) 右(臥位124/61 60拍、立位105/67 93拍) 血圧の変動より脈拍の変動が大きいようだ。

起立性調節障害は①起立直後性低血圧 ②体位性頻脈症候群 ③神経調節性失神 ④遷延性起立性低血圧に分類されるが、子供の訴える症状は一人ひとり違う。しかし早くよくなって学校に行きたい思いはみんな同じだ。またどうしてこのような病気になったのかその理由が分からず戸惑っていることも多い。

遠い所からの来院なのでお母さんに井穴刺絡を指導しながら治療を進める。血行が少し悪いせいかお母さんは苦労されたが自宅では手足を十分温めてやるようにお話しする。H5F5を2回、志室に知熱灸 頭痛はまったくなくなった。座位になってもふらつきはないので立位になって血圧を測ってみると(129/72 脈拍73)最初よりよくなっている。

その後翌日まで調子がよかったが、翌々日からまた頭痛が出てきた。自宅治療をしているが血を十分出せないと連絡があった。熱めのお湯で手足が真赤になるまでよく温めるように指示。せっかくやっても出血が不十分だと効果がないので次回もう一度手足の温め方から指導予定。

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    Posted by へんせき at 22:36│Comments(0)小児・婦人科
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