2012年07月14日
直腸癌の多発肺転移再発(抗がん剤治療)
毎月1回健康管理のために来院されている70歳の女性からご主人の直腸がんの転移再発の相談を受けた。2年7ヶ月前にステージ3と診断され手術のあと術後補助化学療法を受けておられた。大腸癌の再発転移の約8割は3年以内に起こるので、先月もうすぐ3年になりますねとお話したところだった。
発見のきっかけは近所のかかりつけ医で胸のレントゲンを撮ったら異常陰影があり、経過観察をしている病院でCT検査をして多発肺転移と診断された。腫瘍マーカーCEAは定期的に測定してほぼ正常値だったが、CA19-9は検査されてなく今回140まで上昇していた。また1年前のCT画像に写っていた病変が見逃されていたそうだ。
過去のことを悔やんでも仕方がないので今後どうするかだ。当然抗がん剤治療が提案された。抗がん剤治療は①完治を目指すもの②術前化学療法③術後補助化学療法④延命のための治療に大別される。この方のケースは④の延命のための抗がん剤治療となる。
残念ながら多発肺転移再発は治らないとされているので、治療の目的は患者さんの生活の質を落とさずに治ったもどきの状態で普通に近い生活を続けることにある。抗がん剤の副作用は必ずでるので、使い方には細心の工夫と無駄な使用を防ぐ為に効果の判定を小まめに行うことが求められる。さらに標準治療ではそのエビデンスに近い結末を迎えるので一般的に認可されていないが副作用がほとんどなく、効果が期待できるような治療も併用するのもいいと思う。幸い担当医は丸山ワクチンの使用を許可されたそうだ。
抗がん剤治療による細胞毒でとことん身体を痛めつけて何にも出来なくなっては何のための治療か分からない。治らない癌なのだから増殖が止まる最小の量を見極め体力を温存して充実した時間を確保しなくてはいけない。医者の説明を聞くときはご夫婦だけではなく必ず若い人を同伴して行くのがいい。医者の言うことがよく理解できないままお任せしますとだけは言ってはいけない。
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発見のきっかけは近所のかかりつけ医で胸のレントゲンを撮ったら異常陰影があり、経過観察をしている病院でCT検査をして多発肺転移と診断された。腫瘍マーカーCEAは定期的に測定してほぼ正常値だったが、CA19-9は検査されてなく今回140まで上昇していた。また1年前のCT画像に写っていた病変が見逃されていたそうだ。
過去のことを悔やんでも仕方がないので今後どうするかだ。当然抗がん剤治療が提案された。抗がん剤治療は①完治を目指すもの②術前化学療法③術後補助化学療法④延命のための治療に大別される。この方のケースは④の延命のための抗がん剤治療となる。
残念ながら多発肺転移再発は治らないとされているので、治療の目的は患者さんの生活の質を落とさずに治ったもどきの状態で普通に近い生活を続けることにある。抗がん剤の副作用は必ずでるので、使い方には細心の工夫と無駄な使用を防ぐ為に効果の判定を小まめに行うことが求められる。さらに標準治療ではそのエビデンスに近い結末を迎えるので一般的に認可されていないが副作用がほとんどなく、効果が期待できるような治療も併用するのもいいと思う。幸い担当医は丸山ワクチンの使用を許可されたそうだ。
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Posted by へんせき at 20:31│Comments(0)
│癌
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