2012年07月12日
あきらめないで耳鳴りの鍼灸治療
耳鳴で困っている人は多い。相当ひどい耳鳴でも耳や脳に検査で異常がなければ精神的なものとして精神科や心療内科に回されることもあるようだ。
2月上旬に左にキーンという高音の耳鳴が始まり、その1ヵ月後に反対側にボォーンと鐘が響くような耳鳴りも併発した58歳の男性が5月下旬に来院された。耳鼻科を3件受診したがMRI検査や聴力検査では異常なく、安定剤と漢方薬を処方されたが、耳鳴が治まらずこのままでは精神的に参ってしまいそうだと訴えられた。鍼灸の経験はない。
5月19日から7月10日まで12回治療したが、10回治療したころから明らかに耳鳴の程度が軽くなり週のうち4~5日はあまり気にならなくなってきたそうだ。7月10日の診療ではやっと治るような気分になってきたと笑顔でお話になった。
治療点はF3F4H6H5F5と百会の刺絡と乳様突起周囲の鍼を適宜行なったが、6月下旬からH3の井穴刺絡を追加して効果があるような印象をもった。ある先生にそれは深谷灸法で耳鳴に少海(心経)を使うことと関係があるのではないかと指摘された。
耳鳴の原因は様々で難聴を伴うもの、器質的な障害があるもの、薬や加齢によるものその人ごとに皆ちがう。目の治療をしたら耳鳴がよくなった症例もある。検査で異常がなく原因がはっきりしないような耳鳴はしかたないと諦めずにこの患者さんのようにしばらく治療を続けてみると改善することも期待できる。
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2月上旬に左にキーンという高音の耳鳴が始まり、その1ヵ月後に反対側にボォーンと鐘が響くような耳鳴りも併発した58歳の男性が5月下旬に来院された。耳鼻科を3件受診したがMRI検査や聴力検査では異常なく、安定剤と漢方薬を処方されたが、耳鳴が治まらずこのままでは精神的に参ってしまいそうだと訴えられた。鍼灸の経験はない。
5月19日から7月10日まで12回治療したが、10回治療したころから明らかに耳鳴の程度が軽くなり週のうち4~5日はあまり気にならなくなってきたそうだ。7月10日の診療ではやっと治るような気分になってきたと笑顔でお話になった。
治療点はF3F4H6H5F5と百会の刺絡と乳様突起周囲の鍼を適宜行なったが、6月下旬からH3の井穴刺絡を追加して効果があるような印象をもった。ある先生にそれは深谷灸法で耳鳴に少海(心経)を使うことと関係があるのではないかと指摘された。
耳鳴の原因は様々で難聴を伴うもの、器質的な障害があるもの、薬や加齢によるものその人ごとに皆ちがう。目の治療をしたら耳鳴がよくなった症例もある。検査で異常がなく原因がはっきりしないような耳鳴はしかたないと諦めずにこの患者さんのようにしばらく治療を続けてみると改善することも期待できる。
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突発性難聴による聴力低下と耳鳴り
加齢黄斑変性症・視力検査表に影が見える
風邪の後に耳鳴りが始まる
頭部刺絡による視力、瞳孔の改善
中心性漿液性網脈絡膜症・目の中心に黒い暗点が出る
目が痛い・角膜潰瘍・角膜に傷
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Posted by へんせき at 21:55│Comments(0)
│感覚器疾患
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