たまりば

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2012年03月26日

反復性うつ性障害の不眠治療

3年ほど前にうつ病を発症して寛解、再発を繰り返している40歳代の男性。調子がいいときは仕事も出来るが、悪くなると気分の落ち込みがひどく外出もできなくなる。3ヶ月前に一度来院されたが、そのときは治療の直後から睡眠状態がよくなったとのこと。体調が悪くなる時は不眠もひどくなるので不眠対策のための治療を希望された。

うつ病は神経伝達物質の異常とされているが、それ以外にも各人固有の要素が絡み合っての発症となっていると思う。うつ病は一般的に元気がなくなるので自律神経的には副交感神経を抑えて交感神経が働くようにすればいいと思われるが、眠る時は副交感神経が優位になる必要がある。

治療は交感神経抑制の井穴刺絡、頚部後頭部の筋緊張を緩める鍼、頭部刺絡、足底部の灸。自然な眠りに導く為の様々な方法が提唱されているが、布団に入ってからできることは限られている。眠れない時には頭の中に浮かんできたことに対して取り留めなく対話している。先ずそれを止めること。呼吸を意識して呼と吸で(いち)と数えずっと(いち)(いち)…と数息する。1,2,3と数えて行ってはいけない。同時に首、肩、顎などが緊張しているので口を半開きにして顎を緩める。このふたつは簡単なのでぜひマスターして欲しい。

うつ病は一般的には薬物治療が中心になっているが、鍼灸併用して薬が減ったり睡眠の質がよくなったりすることはよく経験する。当院に体調管理に来院されている大学病院精神科勤務の看護師さんに電気けいれん療法のことを教えていただいた。薬物療法で治らないうつ病には電気けいれん療法を試してみるといいそうだ。誤解している人が多いが、無けいれんの最新電気けいれん療法は精神神経科と麻酔科の連携で安全に苦痛なく治療ができ有効率も80%以上。治療期間も1日おきに10回程度で終了するそうだ。

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