たまりば

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2011年07月13日

トリガーポイントによる首肩背中痛の解消

32歳男性会社員。1年くらい前から肩が凝ると頭痛を感じていた。半年前からは仕事を始めて1~2時間すると首肩背中が痛くなり、同時に頭痛もする。一番痛くなる場所は後頭部の付け根から胸椎の6番付近までで、首の前後屈や側屈で痛みがひどくなる。

最初整骨院に行ったが治らないので、整形外科で頚椎と胸椎のレントゲン検査を受け骨に異常がないことを確認して鎮痛剤とリハビリを2ヶ月続けているところだ。鎮痙剤では眠気が出て使えず、鎮痛剤の効果が感じられないので鍼をしようと思われた。

痛みが出ている筋肉は僧帽筋だが触診では胸鎖乳突筋の凝りがひどい。近視で眼鏡をかけているので目の疲れはどうかと聞くと、パソコン作業で目もとても疲れると言う。治療は先ず胸鎖乳突筋の緊張を取り眼精疲労の鍼をすれば主訴はよくなると思われた。

しかしこれでは首の前後屈と側屈での痛みが2割位しか改善しない。手足の遠隔治療や頭部の治療も今一歩で細かく触診してポイントを探した。この方は大手電気メーカーの技術者で治療効果の判定も効く、効かないを数値ではっきり申告してくれた。

ポイントは痛い場所とは離れた棘下筋の中にあった。左棘下筋の中に4ヶ所、右棘下筋の中に3ヶ所の治療点があり、ここに深さ約1センチの鍼で痛みはほぼ消失した。経絡は小腸経で仕上げに井穴刺絡をした。最初のうちは治療後2~3日で元に戻っていたが週1回の治療を4回続けたら効果も長続きしてきた。仕事との関連が深いので目や首、肩、背中の疲れを溜めないような工夫をして生活の中に運動を取り入れるようにされている。彼の場合棘下筋にトリガーポイントが形成されていたと考えてもいい。

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