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2011年06月06日

一年続く坐骨神経痛

一年続く坐骨神経痛大阪で「はりきゅう中村」を開業されている中村先生から紹介されたと30歳代の会社員が来院された。主訴は右側の坐骨神経痛、臀部からかかとの外側にかけての痛みが続いているそうだ。

今までの経過を聞くと、22年6月中旬にギックリ腰を起し1週間会社を休んだ。痛みは治まったが臀部から大腿部が突っ張る感じが続いていた。8月になり突っ張った感じが痛みになり、近所の鍼灸院に3回通院したがよくならず9月に整形外科を受診してレントゲンとMRI検査をした。結果は軽度のヘルニアが認められた。治療は湿布、鎮痛剤、コルセット、マッサージで鎮痛剤が効いている間は痛みが軽くなるが切れると痛みがぶり返す毎日である。

朝方4時ごろ痛みで目が覚め、仕事柄座っている時間が長くなったり座っている状態から立ち上がろうとする時は特に痛くなる。鍼灸治療もこの1年で20数回受け3月半ばからは週2回のペースで16回受けたが思ったほど改善せず、困った末インターネットで「はりきゅう中村」を知り相談された。鍼灸の治療法にはいろいろなやり方があるので別の治療法を試してみるように助言され、当院を紹介された。今日は薬を飲まず痛みが出ている状態で来院された。

こんなに長引いているのは何か理由がある訳でそれを探し出すことと、どこに痛みが軽くなるポイントがあるのか丁寧に調べていくことが必要になる。前の鍼灸院でやらなかったトリガーになっている傷跡や手術痕
の検査、頭部のツボや井穴と痛みの関係を中心に治療を行なう。最初に比べ30~40%軽くなったのでここで終了してすぐにぶり返すのか、この状態が仕事をしても続くのか様子をみてもらうことにした。また「トリガーポイントブロック注射」も効果がありそうなので「じんだいじクリニック」を紹介した。

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治療して効果が出ない場合の対処。私は最長5回治療しても何の変化も出ないときは、視点を変えて診療すべきだと思うので私の治療は中止して他の治療法ないし医療機関を受診するよう勧めている。当院に来院される患者さんの中に、漫然と何ヶ月も時には年単位で治療効果を認められない治療を受けている方がいらっしゃるがもっと早く自分に合う治療を積極的にさがすことが賢明と考える。


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    Posted by へんせき at 21:36│Comments(0)運動器疾患
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