たまりば

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2011年05月12日

腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症

腰痛は急性腰痛と慢性腰痛に大別できる。どちらも原因を特定できない原因不明の腰痛が一番多いが、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症はMRIの画像診断で容易に診断が可能となった。

この二つの腰痛は発症年齢に明らかな違いがある。ヘルニアは20~50歳代と若い世代に多く、時には高校生の患者さんも診る。一方脊柱管狭窄症は高齢者に多く65歳以上の25%にこの病気が見つかると報告されている。

昨日腰椎椎間板ヘルニアと診断された高校生が来院された。最初に腰が痛くなったのは昨年の11月、痛くなっても2~3日で自然に治った。その後何度か痛くなったが最初と同様2~3日で治っていたが、今年1月に痛みが続くので整形外科を受診した。レントゲン検査で特に問題ないとのことで湿布を渡されただけだった。

約3ヶ月様子を見たが改善の兆しがないので、別の整形外科を訪ねMRI検査でヘルニアと診断された。鎮痛剤と鎮痙剤を処方され1ヶ月経過したところだ。現状は薬を飲んでいると日常生活はできるが、薬が切れると痛みが出る。医者は長期間の鎮痛剤は好ましくないと言っているそうだ。

一般的に腰椎椎間板ヘルニアは薬物で痛みを抑えていればやがて治るいわれている。理由は椎間板の中心にある髄核が線維輪の外に脱出して血液にさらされると免疫作用により徐々に小さくなるからだ。椎間板ヘルニアは保存療法が基本の治療法でその中でも鍼灸治療は体の負担が小さい療法といえる。緊急でない場合はなるべく体に負担が小さく、やり直しが可能な治療法から試すのが無難と思う。

この患者さんはじっとしていて左腰部と左臀部が重だるく、左側屈で左臀部に痛みが出る。痺れはない。また薬を飲んで来たそうで薬が切れた時ほど痛くはない。治療は左の胆経と膀胱経の遠隔治療と頭部と腰部に刺鍼して腰をゆっくり動かす運動鍼をして、腰を側屈しての痛みの軽減を図った。

最後にポイントのツボ3ヶ所に皮内針を留置して、次回は薬を飲まずに治療に来ていただくことにした。その方が痛みに対するツボを正確に取れる。腰椎椎間板ヘルニアは手術が必要な場合は稀なので、症状の変化を正確に把握して適切な鍼灸治療をすれば必ずよくなると考えている。


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