たまりば

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2010年11月06日

過活動膀胱の悩みと鍼灸

前回UPした膀胱炎は圧倒的に女性に多い疾患だが、過活動膀胱は男女に関係なく日本で800万人以上の患者さんがいると推定されている疾患だ。症状は尿意切迫感と頻尿が特徴的で人により尿の出が悪くなったり、腹圧をかけないと出にくくなったり、排尿後の切れが悪くなったりの排尿障害が起こることもある。しかし、膀胱炎のような痛みはなく、炎症もない。

原因は約20%が神経因性(脳血管障害やパーキンソン病など)で約80%が非神経因性だ。男性では前立腺、女性では骨盤低筋が関係しているものもあるが原因不明のものも多い。どちらにしてもQOLの低下に悩まされる。

泌尿器科、内科、婦人科での治療は主に薬物療法になるが、男性と女性ではやり方が少し異なる。主な薬剤は抗コリン剤だが副作用もあるので症状に応じて種類と量を使い分ける必要がある。もう一つの治療法に行動療法がある。これは、①排尿日誌をつける ②膀胱訓練をする ③骨盤低筋体操をするで日常生活を見直し、膀胱機能を高める療法で3ヶ月位で効果が表れる。

過活動膀胱に対しては鍼灸治療も適応症の一つで、鍼灸の神経的な作用で膀胱の収縮を抑えることが出来る。薬物療法、行動療法と併用して試されるといい。過活動膀胱は受診を恥ずかしがって受診をためらう人や、年のせいだからと言われて適切な医療を受けていない人も多い。尿意切迫や頻尿は生活の質を落とすのできちんとした治療でよくなって欲しい。

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