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2010年05月08日

月経前症候群のはり治療

月経前症候群のはり治療確定診断を受けていないが月経前症候群(PMS)と思われる症状で来院された。PMSとは排卵期から生理開始2日くらいに現れる身体的精神的な不快症状を総称する。

この患者さんの訴えは生理開始1週間前から生理開始1~2日に身体的症状として下腹部痛、皮膚が荒れピリピリする、食欲亢進、眼がチカチカして奥が痛い、頭痛、疲労感、首肩のこり、精神的症状としてイライラして怒りっぽくなるというものだ。後4~5日で生理が始まる予定だそうだ。

今日は何が辛いか聞くと目の奥の痛みと口の周りのピリピリ感、下腹部痛と首のこりが辛いと言う。症状は多いが目、口、首肩は手と頭のツボを下腹部痛には足のツボを中心に一穴づつ症状が変化するかどうか確認しながら治療する。完全ではないが70~80%良くなったのでポイントのツボに円皮鍼を貼り終了した。次回は生理が始まった日に鍼治療を試してみたいそうだ。

月経前症候群の原因は黄体ホルモン説、Βーエンドルフィン説、セロトニン説などであるが確定されていない。薬物治療としてはビタミンやミネラル薬、抗うつ薬(SSRI)、精神安定剤、経口避妊薬(ピル)などがある。

PNSは悪性の病気ではないが本人の辛さはもちろんのこと生活の質を落とし、周りの人間関係を悪くするなどの問題を起こすこともあるので鍼灸治療も含め体に優しい治療から試してみられるといい。



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    Posted by へんせき at 22:37│Comments(0)小児・婦人科
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