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Posted by たまりば運営事務局 at

2016年07月11日

足裏の痛みと睡眠時無呼吸症候群

今年になってから半年ほど左足裏が痛いとのことで30歳代の男性が来られた。痛い部位は土踏まずのところで歩いて体重がかかると痛い。足底筋膜炎のようだが起床時や座位から立ち上がった時の典型的な痛みはない。

身長164㎝ 体重110kgと肥満が原因ではないかと本人は言う。睡眠時無呼吸症候群でCPAP療法をしているがうっとうしいそうだ。足裏の圧痛点を調べると土踏まず部に1か所圧痛点がある。踵部にはない。土踏まずはアーチが崩れて偏平足になっている。右足も同じようだがこちらは症状が出ていない。

足の裏なので腎経を中心に治療する。指標は歩いた時の痛みと圧痛点の変化。左F3井穴刺絡であまり変化なし。左F1いまいち。左然谷(栄火穴)に直接灸7壮すると圧痛が半分くらいに軽くなる。アーチ部の凝りに5番鍼を刺すと体重をかけての痛みも半減する。次に井穴の湧泉にお灸5壮して歩くとさらに楽になっている。

最後に左F4井穴刺絡をすると圧痛は10→2、歩いての痛みは10→3となり治療終了。3日後2回目の治療、足裏の痛みはほとんど気にならないそうなので睡眠時無呼吸症候群の治療をする。もちろん肥満の解消が必要だが急にはやせられない。H3、H1井穴刺絡で呼吸が深くなり鼻の通りがよくなった。百会を中心に前後3穴の頭部刺絡で首の動きがよくなる。舌が落ち込まないようパタカラとあいうべ体操を勧めて治療終了。


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  • Posted by へんせき at 22:38Comments(0)運動器疾患