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2014年12月02日

眼瞼痙攣と言われたが眼瞼下垂・眼精疲労?

一年半前に神経内科で眼瞼痙攣と診断された73歳女性。10年前から目がショボショボしていたが生活に不自由はなく過ごしていた。4年前と3年前に脳梗塞でそれぞれ1週間入院した。現在も降圧薬と抗血栓薬を服薬し2ヶ月に一度通院している。

1年半くらい前に瞼が開きにくい状態になったので通院している脳外科に相談したら神経内科を紹介され眼瞼痙攣と診断された。ボツリヌス毒素療法を1回したが効果なく、その後リボトリールなどの薬を試したが効果がなかった。この数か月涙が増えてきた。

今年の2月まで約1年間週に2回中国鍼の治療を受けたが目や瞼の症状はほとんど変化がなかったとのこと。患者さんは待合室で目を閉じたままお待ちになっている。目を開けていただくと右の上まぶたが下がっている。左右を比べると右がより開けにくいと言う。一般的に眼瞼痙攣の患者さんは瞬きが多く、左右差はあまりないがこの方は瞬きはほとんどない。

脳梗塞の後遺症はほとんどないが顔を見ると右が若干下がっているように見える。右まぶたが下がりだしたのは脳梗塞の後からだと言うので脳梗塞が関係しているのかもしれないと思った。今まで診た眼瞼痙攣の患者さんと何か違う感じがするので眼瞼痙攣に詳しい眼科医を紹介して一度診察を受けてみるように勧めて治療に入った。

治療は自律神経では副交感神経を抑え、眼精疲労や表情筋の緊張を取ることにした。左のH5は指輪が固いので、右H5と左右F5井穴刺絡。これで目が少し開けやすいと言う。右F2F6井穴刺絡、目の周囲の圧痛点にパイオネックス左右6個でさらにいいと言う。頭部刺絡をして治療終了。右の瞼も最初より上がっているのを確認した。

次回は3日後に自宅で娘さんが治療できるように指導することにした。治療した印象では右は脳梗塞の後遺症、左は右をかばうための眼精疲労ではないか?眼科医の診断も待ちたい。

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  • Posted by へんせき at 23:03Comments(0)脳・精神・神経