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2014年10月25日

井穴刺絡・頭部刺絡によるめまい治療

3週間くらい前からめまいが起こり次第に悪化してきた50歳女性。仕事に支障が出るようになりかかりつけの内科医に相談して紹介された耳鼻科を受診しめまい検査やMRI検査もしたが異常なく様子を見てくださいと言われ途方にくれて来院された。

歩くのは何かにつかまらないと危なくご主人に支えられて来られた。めまいは小舟に乗って揺れている感じ、横ではなく縦に回っていると表現される。めまい(揺れ)は一日中強弱はあるが止まることなく続いている。他に後頚部が凝って鈍痛がある。

仕事は保育士で24時間保育の保育所を開設されて休む間もないほど忙しいとのこと。数日前には膀胱炎に罹った。座位で治療することにした。首を左右に振る、上下に動かす動作でめまいがひどくなるが、一番ひどいのは首を下に動かす動作、次が左右、不思議と首を後ろにそらす動作ではひどくならない。

H5F5井穴刺絡でほとんど変化なし。百会の頭部刺絡で左右に首を振るめまいが軽くなる。次にF4井穴刺絡をすると首の前屈での揺れが楽になる。立って歩いてもらうと少し揺れるが最初よりずいぶん歩きやすいと言う。もう一度百会とF4の刺絡を繰り返す。左右は90%前屈は70%よくなる。目の疲れがひどいと言うので目窓の刺絡、後頚部の6ヶ所と後頭部のめまい点にEAPをすると首を動かしてのめまいはほとんど起こらなくなる。

室内を歩く、椅子から立ち上がったり座ったりする動作も楽になる。この状態がどれくらい続くのか聞かれるが分からない。しかし治療の結果からみると自律神経特に交感神経の興奮が関係しているようなので神経が戻らないようあまり間隔を空けず数回治療することを勧めたが一週間後にしか来れないそうだ。完全に戻ってしまうと次の治療がうまくいかないこともある。

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  • Posted by へんせき at 22:17Comments(0)感覚器疾患