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2014年10月05日

突発性難聴後の耳鳴り、ふらつき、頭部圧迫感

66歳男性会社員。2年半まえに慢性骨髄性白血病を発症して現在スプリセル服用して経過良好。白血病のストレスか分からないが半年後激しいめまいをともない左耳の聞こえが悪くなった。当時かかっていた整体師の助言に従いめまいが治まるまで3週間ほど安静にしてその後耳鼻科を受診して突発性難聴と診断された。

治療開始が遅くなってしまったせいか聴力は回復せず125Hzから2000Hzは60~70㏈、4000Hzから8000Hzは100㏈。耳鳴りと軽いふらつき感は残った。仕事が出来るくらいになっていたが、今年5月に大腸がんの開腹手術で2週間入院して退院後に耳鳴りが増大してそれによりふらつき感、耳から側頭部の圧迫感が強く外出も制限されるようになってきた。

一時すこしよくなっていたが3週間前からまたひどくなってきた。耳鳴りの音はキーンという高い音、ブーンというやや低い音が混じっている。治療はF3F5H5井穴刺絡、左側頭部4穴の頭部刺絡の後、左胸鎖乳突筋の硬結部にパイオネックスを2個貼る。治療効果は直後からふらつき感が減り、頭部の圧迫感がかるくなった。2日半ほどその状態が持続しその後少しずつ戻ってきた。

突発性難聴は治療開始の時期がかなり予後を左右する。なかでも激しいめまいを伴うものは入院治療が望ましい。この方もどうしてはやく来なかったのか医者から言われたとのこと。現段階で聴力の回復は難しいが、3週間前の状態に戻すことは十分可能と思われる。

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  • Posted by へんせき at 16:07Comments(1)感覚器疾患