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2013年10月25日

起立性調節障害(体位性頻脈症候群)に対する井穴刺絡

中学2年A君と中学1年B君二人とも起立性調節障害の体位性頻脈症候群と診断され専門医の治療を受けている。二人とも母親が井穴刺絡治療を試してみたいと来院された。治療直後の効果判断は頭痛、めまい、ふらつき感などの自覚症状の改善と血圧、脈拍の変化を確認している。前回治療の治療前、治療後の血圧と脈拍の変化を報告したい。

A君 治療前 臥位で血圧 左120/59 脈拍52 立位で血圧99/59 脈拍98。 右は臥位で血圧117/62 脈拍50 立位で血圧98/63 脈拍91。左右とも脈拍が立位で40以上増えている。H5F5井穴刺絡を2回した後、左で臥位 血圧120/66 脈拍57 立位で血圧110/70 脈拍70。立位での脈拍の上昇は13と正常範囲に治まっている。治療前の頭痛もよくなる。

B君 治療前 臥位で血圧 左115/64 脈拍76 立位で血圧109/77 脈拍94。 右は臥位で血圧114/63 脈拍75 立位で血圧119/72 脈拍94。A君と同様にH5F5井穴刺絡を2回した後、左で臥位 血圧116/81 脈拍69 立位で血圧118/87 脈拍84。立位での脈拍の上昇は15。治療前のふらつき感は改善している。

このように体位性頻脈症候群に対してH5F5の井穴刺絡の効果は認められるが、それだけですべて解決するものでもない。H5F5の井穴刺絡が有効であるのは副交感神経の興奮を抑えるからで、生活全般で交感神経を働かせる生活習慣をすることが大切であろう。二人とも自宅治療と生活改善に努力している最中である。早く努力が実りますように。

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  • Posted by へんせき at 21:04Comments(1)小児・婦人科