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Posted by たまりば運営事務局 at

2013年03月28日

血流障害による手指の痛みと曲がり難さ

75歳の女性、今も現役の理容師さん。全身的な痛み、特に膝と手指が辛く当院で治療中の友人が連れて来られた。膝は60歳くらいから痛くなり10年前に一度整形外科を受診して軟骨の磨り減りを指摘されヒアルロン酸の注射を2回したがその後は何もしていない。正座は出来ない。

手指は仕事のせいもあり、時々血行障害だろうか手が真っ白になる。指を曲げグーをつくっても指先が掌に着かない。他に15年前にひどい火傷を負い、腹部と両上腕内側から脇下に皮膚移植の手術をしている。健康診断では原因不明のγーGTP高値と完全右脚ブロックを指摘されている。

膝はしゃがみ込みとベットの上で正座で可動域と痛みのチェックをして膝よりも足首や足指の治療が必要と判断する。指の腹、中足骨間、くるぶしの圧痛点にパイオネックスを貼る。正座をしておしりとかかとの距離が10cmから5cmに縮まる。治療の途中50年以上前に鼠径ヘルニアの手術をしたと仰るので手術痕周辺を調べると3ヶ所に圧痛を認め、パイオネックスを貼る。半分以上よくなったので手指の治療に移る。

指の握り具合を確かめた後、井穴を1穴ずつ刺絡してみる。少しずつ強張り感が取れ指に赤みがさし、明らかに血行がよくなったようだ。握って指先が掌に着き握力も治療前より強くなった。いままで自分の体を省みることなく仕事と家事に努めて来られたが、もう自分の体をいたわる時期ではないかとお話して治療終了。

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  • Posted by へんせき at 22:15Comments(0)運動器疾患