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2012年08月10日

抵抗力低下でズキズキする歯の痛みと鍼灸治療

50歳代の男性が右下奥の第一大臼歯の痛みで来院された。昨日の夕方から痛くなり物を噛んだり、上下の歯をカチカチ噛み合わせたりすると痛いという。じっとしていると痛くないがこの状態では食事が摂りにくいのでどうにかならないかとのことである。

先ほど歯医者で診てもらったら、虫歯や歯肉炎ではなくこの歯は根管治療もきちんとされているのでおそらく過重負荷がかかったか、抵抗力の低下が原因ではないかと言われた。1~2週間でよくなると思うのでしばらく様子を見るように言われたそうだ。

下の歯なので胃経を中心に治療する。また口腔内全般に脾経も対象になる。右F6の井穴刺絡をした後、歯をかみ合わせて痛みを確かめ頬の圧痛点にパイオを貼る。最後に右女室にお灸を5壮して治療終了。

治療の翌日経過報告の電話をいただいた。治療したのが14時、夕食が19時でこの時はまだ痛みが残っていてよく噛めなかった。しかし、21時頃から何となく痛みが引いてきて寝る前の23時にはかみ合わせての痛みが半分以下になった。そして今朝にはほとんど痛みがとれていて朝食は普通に摂れた。その後様子を見ているがかみ合わせても痛くなく、昼食も普通に食べたとのこと。

歯自体に問題があれば歯科の治療を受けるべきだが、身体の何らかの反応が歯痛として出ているときは鍼灸治療も対象になる。稀に狭心症の放散痛として歯や顎に痛みが出ることもあるのでそれも頭の隅に入れておくべきだ。

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  • Posted by へんせき at 23:34Comments(0)不定愁訴・体調管理